ネットの海の漂流者

インターネット上で話題になっている問題を検証しています。

*

はてなダイアリーから移転しました。

      2012/04/10

はてなダイアリーで情報の海の漂流者 というブログを一年半ほど続けていたのですが、色々思うところがあって独自ドメイン+WordPressに移転しました。

はてなダイアリーは便利なブログなのですが、いくつか欠点があります。

JavaScriptが使えない

JavaScriptを使えれば表を項目ごとに並び替えることができます。

テーブルのソートができるTable Sorterというjsがあります。

名前種類個数
りんごくだもの2
にんじんやさい5
だいこんやさい3
ナシくだもの6

僕は記事の中で長い表を使うことが多いので、どうしてもこれを使いたかったのですが、はてなダイアリーでは使用不可能でした。

ちなみにライブドアブログSeesaaブログFC2ブログ等のjavascriptが使用可のブログではこのjsを使うことができます。

ブログパーツがホワイトリスト制

はてなダイアリー使えるブログパーツは運営に許可されたものだけです。

まだ許可されていないブログパーツを使いたい場合、はてなアイデアから申請しなければなりません。

申請をしても、実際に使えるようになるまで数カ月かかることもあります。

最近、使いたいブログパーツが立て続けで未許可で許可申請をするのが面倒になり、どうせならどんなブログパーツも許可なしで使えるブログサービスに移転した方が早いと思ってしまいました。

SEO的な話

僕の書いた記事は時々はてなブックマークというソーシャルブックマークで人気になります。

はてなブックマークでホッテントリに入ると、その記事の被リンク数は瞬間最大風速的に跳ね上がります。

当日や翌日の被リンク数は数十万件になります。

リンク元のほとんどは動的なページなので、数日もすればリンクは消え、最終的には1万前後で落ち着くのですが、それでもとんでもない数です。

この被リンクを活かせるか否かで、検索エンジンでの表示順位は大きく変わってくるはずです。

被リンク数

さて、はてなダイアリーはこの被リンクを活かしているかということですが、微妙じゃないかと僕は思います。

上図の被リンク一位の記事、58486件の被リンクがありますが、その内外部リンクは346件だけです。

それ以外の58000件は、hatena.ne.jp内からのリンクからになっています。

この辺実はSEO的に物凄く損しているのではないか?と思います。

それと、Googleの検索結果は一つのドメインからは2件までしか表示されないので、規模が大きなブログサービスではドメイン内の競争に負けて、検索で表示されない可能性が出てきます。

実際、僕が書いているテーマは、はてなダイアラー同士の競争が激しくてはてな内で2位に入れず、埋没するエントリーが結構ありました。

もし、ドメイン内に競合がいない独自ドメインならどうなっていたのか、興味があります。

どうせブログを書くならば、いろいろな人に読んでもらえたほうがいいので、この辺確かめてみたいところです。

関連エントリーを自動挿入してみたかった。

はてなダイアリーには関連エントリーを自動挿入する機能がありません。

関連エントリーを自動的に生成するブログパーツもいくつかあるのですが、すべてはてなダイアリーは未対応状態でした。

その為、記事を書くたびにテーマが似ているエントリーを探してきて、手動でリンクする必要がありました。

関連エントリーを探す作業は一回数分ですむのですが、毎回やるとなると結構面倒なんです。 これをどうしても自動化したかった。

WordPressには「Yet Another Related Posts Plugin」というプラグインがあり、自動的に関連エントリーをまとめてくれます。

これを使うと日々の更新活動が楽になるので便利です。

 - SEO, ブログ

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  関連記事

1000
今レンタルブログサービスでアフィリエイト始めるのは微妙だよ

**経緯
-Togetterのエロ広告が迷惑 – Togetter
-ここから、ウェブサイトのマネタイズの話になる。
-そう言えばブログでアフィリエイトって最近どうなの? という話になる
-今、ほとんどのレンタルブログでは新規でアフィ始めるのは厳しい時期なんじゃないの?という話になる

**なんで厳しいのか
ブログのマネタイズというのは基本的には物販系アフィリエイト収入(amazon等) 広告収入(google adsense等)、有料記事(含むメルマガ)の3つに分けられる。しかし全く知名度がない人の有料メルマガを読もうなんて人がそう何人もいるわけがないので、新規で始めるという条件なら実質的には物販と広告の二つの柱でマネタイズしていくことになる。
***レンタルブログサービスが不利になりがちなのは、広告収入
レンタルブログを使っていると広告収入の面で不利になることが多い。
PCとガラケーとスマホはそれぞれ画面の解像度が違うため、それぞれ別のデザインで表示するのが基本なのだが、ほとんどのレンタルブログサービスはモバイル向けページのカスタマイズ性に難があるため、携帯向けページやスマホ向けページのマネタイズがなかなか上手く行かないのがその理由。
(携帯向け広告は要PHPや要CGIのものが多いのだが、レンタルブログでその辺いじらせてくれるところは少ない。最近、スマホ向けadsenseがjavascriptに対応するようになったが、スマホ向けページにユーザーのアドセンスを貼れるブログサービスはまだそんなに無い。開発が止まっていて将来的にも対応しそうにないサービスも多い)

PC向けのページは、レンタルブログでも、ちゃんと計算して広告を配置すると1000pvあたり100円くらいはお金が入ってくるのだが(サイトのテーマによっては400円代までは見たことがある)、モバイル向けのページはそもそも広告が貼れなくて1000pvあたり0円とか、広告が貼れても配置を最適化することができずに 5円位というのもざらだ。

上のグラフは典型的なモバイルカスタマイズに対応していないブログサービスの一つであるはてなダイアリーと、独自ドメイン+wordpressでやっているこのブログの1000pvあたりの収入を比較したもの。
(大人の事情により具体的な数字はぼかしている)
Wordpressのモバイル対応プラグインは、アップデートするたびに広告を再設定をする必要があるのだが、それを忘れていた2011年12月前後以外は基本的にwordpressの方が圧倒的にpv単価が高いのが分かると思う。
PC向けページのpv単価は1~2割差程度なのだがが、モバイル系では2桁近い違いがあって、合わせるとこれほどの差が生まれている。
**そういうことを踏まえた上で
-今はモバイル向けページをどうやってマネタイズするかが、課題になっている時期なので、その辺の強さで収益が全然変わってくるよ。
-お金のこと考えるならばモバイル向けページのカスタマイズ性は大きな課題。
-過渡期なのでどのサービスがどの程度モバイル広告に対応してくれるのか不明。
-ただし、サービス内でPV回し合う仕組みが発達しているブログサービスは人をいっぱい送り込んで来てくれるから、総額では上回ることもある。
-法務部がしっかりしているブログサービスは、なにかトラブル起きた時、間に入ってくれたりするので、炎上案件扱う人なんかは、そういう観点でサービス選ぶのもあり。
-そもそも、個別記事書くよりまとめ記事のほうが人を呼べる時代なんだから、ブログでお小遣い稼ぐという選択自体が微妙なんじゃ? NAVERまとめあたりで、まとめ記事量産したほうが多分賢いよ。
-あれ?

pagespeedcheck
はてなブックマークウィジットが重いので差し替えました

**ウェブサイトの速度を測定する
ウェブサイトの表示速度をチェックするツールはいくつかあるけど僕は
-Pingdom Tools
-WebPagetest
あたりをよく使う。
これらのページはウォーターフォールチャートといってサイトの各パーツの読み込み順や読み込み速度を視覚的に分かりやすく表示する機能があるので、速度改善のヒントになる。

**はてなブックマークウィジットが重い
ここ数日朝昼晩と速度測定を行った所、はてなブックマークウィジットの表示に2秒ほどかかっていることが判明した。
はてなブックマークウィジットというのは、ブログのサイドバーとかでよく見かける、人気記事を表示するブログパーツだ。

こいつはhttp://b.hatena.ne.jp/entrylist?sort=count&url=サイトのURL2&mode=rss というRSSをjavascriptで処理して動的に表示しているために、速度が遅い。そこでPHPでRSSから静的htmlを出力し、サイドバーにincludeする形で速度改善をすることにした。
最初はwordpressのrssウィジットで処理をしようとしたのだが、あれはパラメータが複数あるrssの処理に難があるようなので、この場合は使えなかった。
**手順
+サイトの人気記事のRSSを取得する(file_get_contents)
+PHPを使って取得結果を静的htmlに出力(file_put_contents)
+出力結果をwordpressのsidebar.phpからinclude
+記事取得はcronを使って、一定期間毎に行う
という方法で、表示速度を改善することにした。
これにより、今まで表示に2秒ほどかかっていた人気記事表示を、0.05秒ほどで実現することができた
(裏のCRON処理には数秒かかっているのだが、ブログを読んでいる人のブラウザには一瞬で表示される。)

no image
書き上げたブログ記事をいつアップするのか

-書きかけのブログ記事をどうするか問題 – [email protected]ハテナ系

うーん。考え方としては二種類あるんじゃないだろうか?
+せっかく途中まで書いた記事がお蔵入りしたままなのは勿体無い
+せっかく色々調べて書いた記事があまり話題にならないで終わるのは勿体無い
例えば僕はブログ記事一つ書くのに10時間単位で調査・取材したりすることもあるんだけど、そういう記事が不発に終わるとすごい勿体無く感じる。
色々手間をかけた分だけ、沢山の人に読んでもらいたい。どうすればいろいろな人に読んでもらえるだろうか?ということを考えてしまう。

待っている間に絶好のタイミングが到来し見事ホッテントリ―入りした記事もあれば、ここぞというタイミングで満を持して公開しようと思いつつ、その時期が来ないうちに陳腐化してしまった記事がいくつもある。

最近の成功例
**amazonレビュアー認定制度
-amazonレビューは政治的主張をする人たちに乗っ取られつつあった
amazonレビュー荒らしみたいなものはちょっと前からずっと話題になっていたが、この問題について言及したブログ記事は、誰も記事を見てもあまり話題になっていなかった。
これは、amazonレビューの問題について関心を持っている人が少なかったため、話題のパイが小さかった事が大きい。
しかし先日、amazonが認証購入者というものを発表し、それがGIGAZINEを始めとして大手ニュースサイトに取り上げられた時事情が変わった。
GIGAZINEの記事には「何故こんな制度が導入されたのか?」という答えが提示されておらず、読者の多くが理由を求めている状態だと予測できた。
つまり、amazonレビューはその日時事問題となり、なおかつ深く解説した記事が存在していない状態だったのだ。
そこで、温めていたネタを満を持して投稿し、計算通りにホッテントリ―入りすることができた。
**大阪の教育問題
-学力テストの点数を簡単に上げる方法
-時間外労働300時間のブラック企業ではない会社の話
-ワタミと大阪の教育が悪魔合体したら……
この記事の基本構造は投稿の数カ月前には完成していた。
教育へ競争原理を導入することの問題点や、ワタミがどういう企業であるか、この2つを組み合わせるとどういう予測が立つか。
このあたりのことは、ずっと前から言われていたことで教育問題や労働問題に関心が高い人にとっては目新しい話はあまりない記事だ。

この記事には致命的な欠点があった。取り上げている問題が教育に深い関心を持っている人にとって既知の問題なので、普段教育関係の話題に注目している人たちにはあまり需要がなさそうだし、「教育に関心を持っている人」以外は興味を持ちにくい内容なのだ。
普通に投稿しても、読んでくれる人はあまりいなそうだった。

そこでこの記事は、次にワタミの労働問題がニュース沙汰になったタイミングで投稿しようと決め、それまで寝かせておくことにした。
ワタミが本当に問題がある企業ならば、たいして待たないうちに不祥事が報道されるだろうし、不祥事が報道されない程度のブラック度ならば、記事で取り上げたような懸念は弱まり、あえて名指しで非難するほどの問題ではなくなる。
結果としてはその後次々に労働問題が報道されるようになり、ワタミは時事問題化した。
そして、労働問題には興味があったけど教育問題には今まで深い関心がなかった人が多数発生し、普段ならホッテントリ―入りが期待できないような教育改革関係の記事が3桁ブクマを記録することになった。

**時期を待つ
僕の下書きにはこんな感じで時期を待っている記事がいくつもある。
これをどのタイミングで投稿するのがベストなのか、その辺には割と頭を悩ませている。

アクセルマップ
転載サイトと共栄するための3つの条件

少し前から僕のブログ情報の海の漂流者の記事がBLOGOSへ転載されるようになりました。
許可を求めるメールが来ていいですよと返して契約みたいなものを書きました。
ちなみに金銭的対価はありません。
ただでコンテンツ提供しています。

**最近一ヶ月の記事の転載先でのアクセス数

10万アクセス程提供して、blogosから帰ってきたアクセスは3000程度でした。
数字だけ見たら33:1 の完全赤字でこちらが大損こいているように見えます。
相互RSSなら即切りされるレベルです。
しかし、ちゃんと分析してみたところ、これはBLOGOS転載は充分メリットがある選択だなと思い直しました。
**分析
アクセス数グラフの一番下にある30000アクセス超の記事は
-徳島市には本当におかずがウインナーだけの給食があるのか?
という雑誌記事についての検証記事です。
外部サイトの各種資料を引用しつつ、推論を出すというタイプの記事で、本文中に内部リンクは一箇所もありません。
内容的にも一記事完結型で引きがありません。
転載先でこの記事を読んだ人がうちにやってくるのは、「どうせなら著者のサイトでオリジナル記事も読んでみよう」と思った場合位ですね。

読んだばかりの記事と同じ記事をわざわざ読もうという人は圧倒的少数派で、転載記事31800pv中、うちのブログにやって来たのはわずか80pvでした。0.25%ですね。

これに対して、逆に上から二番目の記事。
-時間外労働300時間のブラック企業ではない会社の話 – 情報の海の漂流者
時事問題についてのまとめ記事で、本文中に内部リンクが4箇所あります。
内部リンクは本論をより深く理解するための参考記事でこれらを読むことで知識を積み上げていく形になっています。

こちらも転載記事→オリジナル記事へのルートは極細でほとんど誰も来ませんでしたが、参考記事にはBLOGOSのリファラを持つアクセスが2000pv以上ありました。
ひとつの記事を読みながら参考記事までチェックしようという人たちなので、話題に対する興味関心も強く、ソーシャルメディア上で積極的に情報を共有するタイプでした。
そうした行動まで考慮すると、この記事のBLOGOSからの流入効果は6000pv超えます。
21000pvに対して6000pvというのは割と優秀な数字です。
その問題について強い関心を持っている人を選別していることを考慮するとアクセスの質も申し分ないでしょう。

**こんな感じで
こんな感じで分析していった結果。以下の3点を満たすブログであれば、BLOGOSに全文転載することにPV的なメリットが充分に高いという結論に達しました
+livedoor文化圏から遠く
+時事問題を中心に扱っているブログが
+知識を積み上げるタイプの記事を転載する
***livedoor文化圏から遠く
元々BLOGOSとユーザー層が被っているブログの場合、何もしなければ自分のブログを読んでいたはずの人たちがBLOGOS読んだから来なくなった、というパターンがありえます。
(うちはその様な条件に当てはまりません)
**時事問題を中心に扱っているブログが
転載によってweb上にクローンができるため、検索エンジンからの中長期のアクセスに悪影響が強いおそれがあります。
しかしうちのブログはネット上の時事問題に特化しているため、もし中長期のアクセスが落ちたとしてもあまり影響はありません。
(検索エンジンから安定アクセスが来るタイプのブログをやっている人はこの辺無視できない要素となると思います)

↑時事問題系記事の典型的なアクセス数変化
***知識を積み上げるタイプの記事を転載する
転載記事からのアクセス流入は基本的に参考記事への誘導によるものであるから内部リンクがそのまま誘導路に化けるわけです。
この辺のルートをうまく作れない人は記事の末尾にオススメの記事をいくつかピックアップする形で内部リンクを作っておくと有効かと思われます。
僕の場合、例の給食の記事の最後に関連記事へのリンク集を挿入していれば、BLOGOSからの流入数が格段に増えていた可能性が高そうです。

僕のブログばこうした条件にマッチしているので、転載サイトといい関係が結べると思うわけです。

no image
読者に誤解・誤読されないブログ記事を書こうとすることについて

最近、ネット上で読解力とか文章力に関連する話題が多かったので、その辺について持論を書いてみるシリーズの第二弾。
1.文章力とブログの人気の関係について

**万人にちゃんと理解される文章を書くのは実質不可能
大学入試センター試験の国語の問題から現代文の正答率を眺めてみると、読解問題で9割以上の人が正解している設問は少数派なことに気がつく。
センター試験は選択問題のため、ちゃんと読めてない人が偶然正解したり、はたまた選択肢にミスリードされて、ちゃんと読めている人が不正解になったりして、正解率と理解率は必ずしも一致しないが、このデータは誤読について語る上で参考程度にはなるだろう。
プロの物書きが執筆しプロの編集者がチェックした文章を「人生をかけた読者」が必死に読む、という状況でも内容についてテストしてみると10人に1人くらいは間違えてしまう。
(もちろんこの辺はテキストの難易度によって違いは出てくるだろうが)
プロの文章を必死に読んでもこの結果なのだから、個人ブログならば状況はもっと悪いはずだ。文章について特別に訓練を受けたわけでもない普通の人が、第三者のチェックを受けることなしに書いた記事を、読者の大部分は暇つぶしに消費している状態なのだから。
ブログという場を選ぶ以上は10人中8人にちゃんと伝われば大成功位に思っておいたほうがいいだろう。

ブログを読んだ人のうち一人でも誤読する人がいたら「自分の文章力に難があるのではないか」と悩んでしまう人が時々いるが、読者全員にちゃんと理解してもらうことを目標にするのはやめたほうがいいと僕は思っている。
ブログなんてみんな結構いい加減に読んでいる。
Twitterでタイトルだけ見てコメント書く人もいれば、はてなブックマークで本文読まずにブコメだけ見てコメントを書く人もいる。ニコニコやらYoutubeやらで動画を見ながら暇潰しに斜め読みしている人も多いだろう。
あなたの文章力以外の要素で誤読されてしまうこともあるのだ。
誤読されない記事を書こうとするときには100点を目指すのではなく80点位を目標にするのが現実的ではないだろうか。

スマホpv
スマホ普及が原因ではてなダイアリー離れを加速しているという側面があるんじゃないだろうか

ここ最近、ブロマガやらyahooニュースの個人カテゴリーやら、マネタイズ関係の話題が多いのでちょっと書いてみる。
はてなメディアガイド(2012年10-12月版).pdfを見ていたらスマートフォンユーザーのpvについてのグラフがあった。なんでもはてなは、この一年でスマホ版のpvが3倍になったらしい。

これを見て、ああ、こりゃはてなダイアリーから撤退する人が増えるわけだなぁと思った。特に記事を作成するためにコストがかかるタイプのブロガーは厳しいだろう。
以前書いたように、はてなダイアリーはスマートフォン版ページのマネタイズに難があるため、スマホユーザーが増加してもブロガーの金銭的メリットに直結しにくい。
あそこで広告張りながら運営しているブログの収入はPC版ユーザーの数に依存している面が非常に多いだろうと考えられる。
-今レンタルブログサービスでアフィリエイト始めるのは微妙だよ
スマホ版pv急増が総ユーザー数が三倍になった結果達成されたものならば良いのだが、どう考えても今までPCでブログを読んでいた人がスマホで見るようになったという要素も存在する。
例えば僕のはてなダイアリーの場合、ちょっと前までスマホ版ページの表示回数はPC版の1割から2割程度だったのが、今では両者の割合が半々に近いところまで来ている。
スマホユーザーがゼロに近かった頃には、10000人に読まれる記事を書けば、広告が10000pv分表示され、それに応じた収入があったのだが、スマホユーザーが増えた今では、pvあたりの広告表示回数が以前の半数程度に減少している。
当然pvあたりの収入も落ちる。
**赤字は精神的に厳しいよ
うちのようなスタイルのブログの場合、記事を書くためには色々な資料が必要で、運営していく上でどうしても一定の経費が発生する。そのため収入があるラインを下回ると赤字になってしまう。
「とりあえず缶コーヒー代位は黒字になる状態」と「たとえ一円でもお金を払って書いている状態」ではモチベーションが大きく変わってくる。クオリティを維持しながらこれからもブログを続けようと思ったら、最低でも黒字の状態は維持することを目標にしないと厳しい。
このままスマホの普及が進んでいくと、近い将来僕のはてなダイアリーは赤字に転落するだろうと予測できる。
この辺は、似たような立場の人が結構多いんじゃないだろうか。

(ちなみに昔、ブログ記事をカテゴリーごとに分析し収入とかかった時間を元に時給計算をしたことがあるのだが、うちのブログの本格的な検証記事は当時時給換算30円程度であった。経費入れれば赤字。そのあまりのコストパフォーマンスの低さに驚いたのがきっかけで僕はマネタイズについて勉強しだした。その結果今ではなんとか経費込みで黒字になった。このブログで書いているブログ運営系記事はその副産物である)
**自分の記事のクオリティが落ちたことが原因ならどうにかなるのだが
収入低下が自分の記事のクオリティが落ちたことが原因ならば、努力次第でどうにか挽回できようがあるのだが、ブログサービス側のシステムが対応していないことが原因だと、スマホ版のマネタイズをちゃんと出来るサービスにブログを移転するしか対処のしようがなくなってしまう。
同じ事を書いてひとつの場所では黒字、もう片方で赤字となると、相当強い理由が無ければ黒字の方を選ぶ人が多いだろう。
以前のはてなダイアリーは、ユーザー間で活発に議論が行われていて、そこに参加するためにはてなダイアリーを選ぶ意味があったのだが、最近は議論の場がtwitterに移ってしまい、その辺の長所が薄れてしまっている。
また、ブログパーツがホワイトリスト式で、使いたいブログパーツがあった場合、はてなアイデアから申請しなければいけないのだが、この申請が通るまでに何百日もかかる状況が常態化しているため、ネット上で話題になっている旬のブログパーツを使用することが非常に難しくなっている。
-はてなダイアリーからの脱出を再検討
これは移転を選択する人が出てくるのも無理は無いなぁと思ってしまう。
「はてなに対する思い入れ」と「過去記事についたSEO的評価」あたりでこの辺を相殺できる人ばかりとは思えない。
**広告張替え権を定額販売すると今度は運営側の利益が……
ユーザーのマネタイズ関係の問題を解決するための方法の一つに運営会社が「デフォルトではブログ運営会社の広告が表示されている場所にユーザーの広告を表示する有料オプション」を販売する、というものがある。
(要するに広告張替え権の有料販売)
しかしこの方法はユーザーと運営会社がwin-winの関係を関係を結ぶことが難しいため、長期的には上手く行かなくなることも多いようだ。
広告貼り付け権を固定額で売ってしまうモデルの場合、そのブログがどんなに人気になっても運営会社の手元に入る直接的収入は変わらない。
それどころか、pvが増えれば増えるほど必要なサーバーリソースの量が増えていくのだから、ある意味ではマイナスである。
ユーザーに広告権を固定額で売るモデルでは、運営側が、ユーザーのブログを育てていくことの金銭的メリットが薄いのだ。
例えば、はてなダイアリー有料オプションは280円だけど、ユーザーがその料金で何万、何十万pvもあるようなブログを運営した時、直接的な利益がでるのだろうか? と考えたら厳しい気がする。
この料金で、PC版の広告権もスマホ版の広告権も全部要求したらはてなの人はたぶん困るだろう。
**広告権をユーザーと運営で奪い合う状態はうまくない
そもそも一般的なブログのレイアウトにおいて、有効な広告位置は限られている。限られた広告枠を運営とユーザーと運営が奪い合う状態では両者が幸せになることは難しい。
運営側に有利すぎる条件だと、ブロガーが赤字になって他所に移ってしまうし、ユーザー側に有利すぎる条件だと運営会社が赤字になってサービスを停止してしまう。
ユーザーと運営の利益がこのあたりで潜在的に対立する構造になっているモデルだと運営会社の方針とユーザーのニーズが乖離しがちで、両者の関係がぎくしゃくしてしまいがちだ。
「あいつの邪魔な広告をどかして自分の広告にしたらもっと儲かるのに」と思ってしまうと上手く行かない。
**ユーザーと運営が広告をシェアする方向だとその辺平和
ユーザーと運営が広告収入をめぐるライバルと化してしまう問題に対する解決方法の中に一つの広告の利益を山分けするというものがある。
naverまとめや、最近始まったyahooニュースの個人カテゴリーのようにpvに応じてユーザーにインセンティブを渡すというモデルだ。
この場合ユーザーと運営の利害が一致するため、両者のニーズが同じ方向に向かいやすい。
また、広告契約は大口のほうが有利になりがちなため、ユーザーが個人で広告を貼った時に得られる収入と、運営が一括契約して分配する金額があまり変わらないケースもあり、「山分けなのに取り分は個人でやっているときとあまり変わらない」状態になる場合もある。
例えば、はてなダイアリーのポイントプログラムのamazonアソシエイト利益の分配額は3.5%としてスタートした。

はてなダイアリーでは「はまぞう」や「ISBN/ASIN記法」を用いてAmazonの商品を紹介できます。

これらの紹介を経由して、ブログ中で紹介した商品が購入されると、売上金額の3.5%に相当するはてなポイントを、商品の紹介料として支払います。ただし商品1つあたりのポイントの上限は500ポイントです。

はてなダイアリーポイントプログラム実施について – はてなダイアリー日記

amazonの紹介料率は最近改訂され、カテゴリーごとに固定のものが増えたが、当時はほぼすべての商品が月間出荷数に応じて利率が変動するシステムだった。
|1 ~ 30個|3.50%|
|31 ~ 100個|4.00%|
|101 ~ 300個|4.50%|
|301 ~ 1,000個|5.25%|
|1,001 ~ 3,000個|6.00%|
|3,001 ~ 10,000個|6.50%|
|10,001 ~ 30,000個|7.00%|
|30,001個 ~ 100,000個|7.50%|
|100,001個以上|8.00%|
(商品1つあたりの上限は1000円)
この条件だと大口と小口の間に二倍以上の差があるため、個人で契約したケースと、大口契約の所と山分けしたケースでそこまで顕著な差は生じない。
他の広告でもこれと同じようなシステムを採用している所も多いので、上手いことやれば金銭的にはwin-winの関係を結べるはずなのだが……
**メモ
この辺実装するには工数が結構かかるだろうし、規約や法律もめんどくさいことになるので、はてなが近い将来にこの辺に手をつけてくれる可能性は低そうな気がしている
ありえるとしたら、はてなダイアリーポイントプログラムにpv依存の報酬が登場することと、その機能をpc版のみ or スマホ版のみ で使えるオプションを付けてくれるあたりだろうか?

social
中堅ブログのアクセスが一記事数千変わってくるテクニック

はてブやtwitter言及数が2桁前半個位付くことが多いな、という規模のブログを想定した話。
**こんなアクセス解析を見た時
たとえばこんなアクセス解析をみた時。

昼頃ソーシャルメディアで取り上げられてアクセス増えた。大成功!
とか思っている人って割と多くないですか?
でもじつはこれソーシャルメディア連携としては大失敗なんですよ。
ソーシャルメディア上の情報はリアルタイムで更新されていくので、よほど話題性が強いもの以外は数時間もすれば過去のものになります。
基本的に一回しか使えないアクセスブースターを、みんなが寝ている深夜や、仕事や学校に行っている人が多い昼間に使ってしまうのは露出数的に損しています。
昼頃に取り上げられて夜になる頃にはアクセスが来なくなるのはソーシャルメディア連携的には悪手なんですね。
この辺を考えてソーシャルメディアからのアクセスのピークを人が多い夕方や夜に来るように調整しているブログとしていないブログでは、記事へのアクセス数は数千変わってきます。

**インターネットの利用人数は時間帯によって異なる

上のグラフはインターネット白書2010 (amazon) (楽天) に掲載されている時間帯別のインターネット利用率のデータを元にグラフ作成。

記事の更新、twitterでの更新通知、セルフブックマーク等はゴールデンタイムがいつなのかを考えて適切なタイミングで行う必要があります。

no image
ライトノベル記事で100ブクマ超えたのでメモ

以前、ライトノベル記事ではてブを100個以上獲得するのは難しいということが話題になった。
-ライトノベル記事で100ブクマ稼ぐ方法を考える – 稀にライトノベルを読むよ^0^/

これを読んで以来、ラノベ記事ではてブ100獲得するにはどうすればいいのか?ということを時々考えていたのだけど
-時事ネタに乗る
-ラノベ読者以外にも分かりやすいネタ
-説得力をもたせるだけの情報量
-キャッチーなタイトル
辺りは必須条件かなと思っていた。
普段ラノベを読まない人に対して説得力を持つ記事を書くためには、人の10倍手間をかけてデータを集めることと、画像を多用して視覚的に分かりやすい構成にすることがポイントであろう。
で、なかなかこの条件を全ての満たす記事が書く機会は無かったのだが、やっと条件に一致したネタがあったので密かに100ブクマを狙ってみた。

-電撃文庫の表紙とパンツ
-作家さんの発言を元にネット上で話題になったネタを
-特定の作品の知識に依存しない形で
-それなりに調べた上で記事にする
-キャッチーな単語をタイトルに含む
というもので、現時点で102ブクマを獲得しているだ。
なお、書き手の固定読者数に依存しないよう、単体のHTMLをアップロードする形を取ったので、達成要因のうち、僕個人の知名度に依存する部分は少ないのではないかと思われる。

newpost
相互RSS的なものの効果について50万pv分測定してみた

相互RSSってありますよね。
ブログの記事上に自サイトや他サイトの新着記事を表示して相互にアクセスを回し合うブログパーツ。
あれをみていて、記事上に新着情報を表示するとどの程度のアクセス流入効果があるんだろう?と気になったので実験してみました。

**実験環境
【設置サイト】 情報の海の漂流者 (真面目に更新している時期は月pv10万程度 新規訪問割合10~20%)
【表示したもの】 このブログ(ネットの海の漂流者)の新着記事。
【表示位置】記事上を三分割し、左に設置サイトの新着記事 中央にこのブログの新着記事 右に広告を配置した。
【表示数】約50万回
【条件】実験期間中「ネットの海の漂流者」には新しい記事をほとんど投稿しない。

**実験結果
実験期間中に「情報の海の漂流者」から「ネットの海の漂流者」へのアクセスは約2万回だった。
ネットの海の漂流者が期間中ほとんど更新されず、常連の人にとっては「新着記事表示パーツ」の価値が殆どなかったことを考慮するとこれは相当多い。
同じ情報をサイドパーツに設置した時に比べて数段効果が高かった。
**実験後
実験終了後、ブログトップの新着記事表示を外して再計測をしてみた。
新着記事表示なしの場合、「情報の海の漂流者」から「ネットの海の漂流者」へのアクセスは約1000回に減少した。(こちらも50万pv分計測)
このアクセスは主に記事本文内のリンク経由だと考えられる。
**余談 レクタングル大の話
レクタングル大の大きさは336 x 280である。これは一見中途半端に見えるサイズに見える。
しかし実は横幅1024pxのモニターで横に3個ならべて表示するのに最適なサイズだったりする。
-鉄板の広告位置の罠
を読んで、サイドバーにレクタングル大を設置した人は、width1024pxでデザインをしてみると色々面白いかもしれない。

no image
固定読者からの好意的な反応がブログを支えているというのはよくわかる感覚

-個人のサイトやブログに反応があるという事は、管理人にとって大きな喜びであるということ – karimikarimi
これはよくわかる感覚だなと思った。

「固定読者」からの「好意的な反応」がモチベーションを保つ上で大事だなとは常々感じている。書いた記事を誰かがちゃんと読んでくれていると実感できるか否かは更新速度に大きな影響を与える。

逆に、ちゃんと読んでくれない人の反応が一定数を超えると精神的に疲れてしまうことがある。
僕のブログは、何年もかけて少しずつ資料を整えていって、そこで得られた知識を元に時事問題を検証していくというスタイルなので、過去ログを読んでいる人と読んでいない人では記事の理解度が大きく異なってくる。
何年か前に、批判的なコメントが100件以上ついて、その全てに過去ログの引用だけで返信できてしまったことがあるが、あれは賽の河原で石を積んでいるようでかなりしんどかった。
そういう時には今後どんなものを書いていくべきなのか、そもそもブログを続けていくかどうかを悩んだりするわけだけど、迷った時に一番参考になるのは普段からブログを読んでくれている人の意見だ。
ブログ更新につかれた時に目につくものが、ネガティブな意見ばかりだったり、そもそも誰も反応をしていなかったりすると、そのままブログを辞めてしまう人が多いんじゃないだろうか?

それにしても最近は特定の記事がソーシャルメディア上で拡散され爆発的なアクセスが来る事例も増えてきたが、それと同時に読者と共に成長していくタイプのブログを運営することや、予備知識を必要とする記事を書くことが難しくなってきているなと感じる。