ネットの海の漂流者

インターネット上で話題になっている問題を検証しています。

*

少年犯罪データベースドアさんの広告配置がダメな理由

   

fut573 ”一生懸命広告を張っても、アクセス数からは信じられないくらい売れず、いまだに赤字でずっと持ち出しをしています。”広告の配置をざっと見たけど、どう考えても売れない配置になってる。こりゃ赤字だろう。 2012/11/20

はてなブックマーク – お腹が空いた – 2012年11月20日

それにしても、これだけまたアクセスが増えてるのに、うちの売り上げはまったく増えんのー。広告の貼りかたが悪いとか云ってる人は、もっとお母さんのように優しく包み込んで手取り足取り教えてくれたらいいのに。これでは、私の能力もいつまで経っても上がらんわい。

2ちゃんねるまとめサイト偏向編集の根深さを見た!:少年犯罪データベースドア

個人がやっているサイトで導入することが現実的な広告は
+物販系 (物を売ると手数料が入る) amazon等
+クリック保証(広告をクリックされると 広告料が入る) Google Adsense等
+pv広告 (広告が表示された数に応じて広告料が入る) Pitta等
の三種類。大手だとこれに加えて、月極広告というものもあるけどこの場合は関係なさそうなので今回は触れない。

少年犯罪データベースドアさんの広告配置は現在以下の画像のようになっている。

で、掲載広告は全部amazon(物販)である。
**物販に向いているの?
物販に向いているサイトというのは、コンテンツを読んだ後何かを買いたくなるサイトだ。例えば料理ブログかなにかで美味しそうなご飯を楽しく食べている写真をアップロードし、「このレシピ本見て作りました」なんて紹介の仕方をしたら、読者の中に商品に興味を持つ人がいっぱい出てくる。記事を読んだ結果自分も何か食べたいという気分になるからだ。結果、物が売れる。

他にも不安商法というものがある。これは記事を読んでいる人を不安にさせて、「この不安を解決するにはこの商品がオススメ!」的なのりで物を売る。この手の記事を読んだ人は「不安を解消するために物を買うことが必要」と感じてしまうので、即座に物を買う傾向がある。これは売れることが分かりきっているんだけど、震災の時にこれで大儲けしている人達をみて、嫌だなと思ったので僕はやらないことにしている。

でまぁ、少年犯罪データベースさんって、どちらかというとこの手の「記事読んだ後何かを買いたくなるサイト」じゃないよね。参考資料を見たくなる人は一定数いるだろうけど、その資料の中には国会図書館とか行かないと手に入らないものが結構多いし、amazon以外の行きつけお店で買ったりする人も多いはずだ。参考資料を読みたくなった人にしめる「amazonで購入」する人の割合はそんなに高くないだろう。
そうやって考えてみると、現状では極一部の読者しかとらない「参考文献をチェックする」という行動の内、そのまた極一部のみが取る「参考文献をamazonで買う」以外のアクションをマネタイズできてないのだ。これは弱い。
この状況では「少年犯罪に極めて強い興味を持っているamazon愛用者」以外が何人やってきても、売上は上がらないだろう。
**つまり
1.少年犯罪データベースドアさんでは「amazonで物を買う」以外のアクションがマネタイズされていない
2.サイト特性的にamazonアソシエイトがミスマッチ気味
この二点により、収益は低い所で固定される可能性が高いと考えられる。
もし赤字がしんどくてどうにかしたいというならば、広告の方向性を考え直す必要があるだろう。
僕が「pvがあっても物が売れなくて赤字のサイト」をどうにかしたいならば、「読者がページを閲覧する」というアクションをマネタイズすることを考える。
具体的には、Pitta! や 『忍者AdMax』といった、pv報酬の要素が高い広告の導入を検討する。
(↑広告リンク。アフィリエイトというのはこのようにして稼ぐ)
そうすればマネタイズ可能な読者行動が増え、その分だけ収益が上がる可能性がある。
あと、本当はadsenseみたいなクリック保証系のものも考慮したいところだが、犯罪研究がテーマだとadsenseが貼れるか微妙になってくる。
**最後に
サイト特性によって最適解が変わってくるから何とも言えないが、おそらく、こちらの図の紫に塗った部分は物販から差し替えるだろう方が収益高くなるではないかと思われる。
これは僕の独自理論というわけではない。無料レンタルブログではこの位置に運営の広告が挿入される場合が多いが、よく見ると大抵、物販ではなくクリック保証かpv保証になっているはず。大手でここに物販選ぶところは少数派である。

 - 雑記

Comment

  1. 管賀 江留郎 より:

    少年犯罪データベース主宰の管賀江留郎です。
    お母さんが優しく包み込むように教えていただきありがとうございます。
    最近、何年かぶりにGoogle Adsenseに申し込んだのですが、また落とされました。
    以前と違って、ちゃんと理由がありましたが、
    「許可されていないサイトのコンテンツ」「成人向けコンテンツ」
    ということです。
    うちはマスコミ報道や警察資料をまとめているだけなのにおかしなことです。
    ひょっとすると最初は機械的な判定で、再申請すると担当者が出てきて交渉できるのかもしれませんが、面倒なので試してません。
    Pitta! や 『忍者AdMax』というのは知りませんでしたので、検討してみます。

    犯罪しかない本体の少年犯罪データベースや子どもの犯罪被害データベースでは、犯罪と関係のないアマゾンバナーのクリック数はそれなりにあるのです。売れないけど。
    犯罪以外の記事の方が人気のブログのドアは、アマゾンバナーのクリックはほぼゼロです。
    これがどうもよく判らんのです。不思議だ。
    アマゾンの商品をなんでも買えばマージンは入るので、犯罪資料かどうかは関係ないんですけどね。
    ブログの本文中のアマゾンリンクや、本文下の個別商品リンクはクリックがあって、多少は売れますけど、データベース作成経費には程遠いです。
    困ったものです。

  2. fut573 より:

    この話の続きはメールにて行いました。

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AKB48member
(↑グラフ、クリックで拡大)
-各メンバーの月間検索回数一覧表
***上位5名
|*氏名|*携帯からの検索回数|*PCからの検索回数|*合計検索回数|
|小嶋陽菜|450000|135000|585000|
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|柏木由紀 |823000|201000|1024000|
|大島優子|2240000|550000|2790000|

**複合キーワード
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(例えば「画像+大島優子」は月間17万回ほど検索されている)
**合計すると
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違法ダウンロード刑事罰化に関連してアニメの海賊版配信の話になったので

2012年10月1日、違法ダウンロード刑事罰化が施行されたことについて某所で話していたのだが、脱線してアニメの海賊版配信についての話になった。
そこで対話相手が海賊版の視聴回数がどの程度あるのかということについて理解していなかったので過去の資料を提示した。

その上で今期の作品について大手公式配信サイトであるニコニコ動画と、定期的に海賊版がアップロードされている某動画共有サービスでの再生数についてデータを示した。
**例 ソードアート・オンラインの場合



|*タイトル|再生数(ニコニコ動画公式配信)|再生数(某動画サイトの海賊版配信) |コメント数(ニコニコ)|コメント数(某動画サイト) |
|*ソードアート・オンライン #1「剣の世界」 |657587|141713|100874|23815|
|*ソードアート・オンライン #2「ビーター」 |371057|183493|65891|26229|
|*ソードアート・オンライン #3「赤鼻のトナカイ」 |329507|306127|55030|25700|
|*ソードアート・オンライン #4「黒の剣士」 |406545|402988|83694|33254|
|*ソードアート・オンライン #5「圏内事件」 |321268|438584|46968|22155|
|*ソードアート・オンライン #6「幻の復讐者」 |303257|329854|48347|17162|
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(注)ニコニコの配信数にはニコニコ生放送数万人分を含めていない。
(注)某サイトでは海賊版が複数回アップロードされていることもあるが、今回は再生数を合算せず各話一番再生数が多いものを一つずつピックアップする形でまとめた。
(注)某サイトは字幕なしのものが中心となっているようで、「日本語に難がある人たちが世界中から字幕目的で集まっている」タイプのサイトではないと考えられる。
(ニコニコ動画ではこの番組は最新話無料その後有料となる。某動画共有サービスでは、アップロード後数日以内に削除されているため、再生数はその期間のものとなる)
要するに、人気アニメの場合、公式配信と同規模かそれ以上の規模の海賊版配信が存在しているのだ。
**なんで公式で無料配信しているものをわざわざ海賊版で見るの?
で、ここまで説明した所で彼は「ソードアート・オンラインはニコニコ動画で公式配信されている。公式で(最新話を)無料配信しているものをわざわざ海賊版で見るメリットが分からない」と首を捻ってしまった。
この辺については、色々な理由があるのだが、その中に「視聴者は現在、TVアニメを極めてソーシャルに消費しているため」というものがあると言われている。
ある種のファンの間ではアニメを視聴したあと、それを肴に仲間同士で話をすることが楽しみの一つのなっているのだが、視聴するのが遅れると旬のタイミングでその会話に参加することができない。
例えば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』で有名な伏見つかささんの『ねこシス (amazon)』という作品の中にアニメのリアルタイム放送を見逃したキャラクタがーその悲しみを吐露するシーンがある。p255~256から該当部のセリフを引用してみよう。

>>
「――オレは、アニメはテレビ画面で、リアルタイムに観る主義だ」
<< >>
「……アニメの楽しみとは、実際に視聴する30分のみにあるのではない。むしろ放送後、ファン同士で盛り上がるところに面白さがある」
<< >>
ゆえに、『放送後の愉しみ』を最大限享受するためには、リアルタイムで視聴していることが重要になってくる。特に毎回放送するアニメでは、だ。……くっくっく……今日見逃してしまったアニメについて……オレは毎週放送日は夜更かしし、ファンサイトや掲示板を眺めて過ごすのを人生の愉しみにしていた……。放送中、実況板に書き込みをしながらはしゃぐのもだ」
<< >>
――もはやその機会は、永遠に喪われてしまった……。……これからオレは、何を生き甲斐にして過ごせばいい……仮面は何も答えてはくれぬ……」
<< TVアニメというものはある種の人たちにとって、視聴するのが遅れれば遅れるほど、そこから得られるユーザー体験が劣化してしまうナマモノの類なのだ。 ナマモノである以上、「一週遅れの公式配信」は、最速に近い形でアップロードされる「海賊版」に比べて「品質」が低くなってしまう。たとえ中身が同じであっても、だ。 公式配信を待っている人は「祭り」に乗り遅れてしまう。 また、ニコニコ動画のような場で最速からの時差が多い日程で配信した場合、コメントによってネタバレされてしまう恐れがある。作品の声質によってはネタバレされると視聴の楽しみを著しくそがれてしまう。 このあたりの事情が「公式で無料配信している番組でも同規模以上の視聴数を誇る海賊版が出てくる」原因のひとつと考えられる。この辺の、正規ユーザーより海賊版ユーザーの方が品質がいいものを享受できる問題については、ニコニコ動画の川上量生さんあたりが、ブログで時々取り上げている。

コンテンツのファンであればあるほど、当然ながら、すこしでも品質のいいものが欲しい。根本的な問題は、無料でダウンロードすると品質のいいものが手に入り、お金を払うと品質の悪いものをつかまされるというネットの現状にあるのだ。
違法コピーのほうが便利な例をいくつかあげてみよう。
・ マジコンつかってゲームソフトをダウンロードすると発売日前にゲームが遊べる。
・ 有料でダウンロードできる映画や音楽よりも、違法データのほうが画質や音質がいい。
・ ダウンロード販売で購入できる映画やアニメやゲームは過去作品のほんの一部だが、違法コピーならなんでも見つかる。
・ マジコンつかうと、1枚のメモリーカードにいくつものゲームがいれられて、カートリッジを抜き指す必要がない。
・ テレビ放送されているアニメがネットで購入できるようになるまでに放送後1週間かかる。

なぜデジタルコンテンツが売れないか?DRMがダメか – はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

ちなみに、海外では、クレンチロールが「公式配信との開始時期を早めることで違法ダウンロードを減少させた、ということで昔話題になったことがある。

**まとめ
テレビアニメというものは、ある意味でナマモノなので、公式配信が「遅い」とより早くアップロードされる海賊版を観ることにある種のメリットが生じてしまう。
そのあたりが海賊版が公式配信と同規模かそれ以上の視聴数を誇る状況になっている原因の一つと言われている。
ちなみに僕は、このあたりの話が事実であるかどうかはを検証したいと思っていて、その事がニコニコ動画の公式配信アニメの再生数をまとめる理由となっている。
-ニコニコ動画2011秋アニメ視聴数一覧
-ニコニコ動画2012春アニメ再生数一覧
本当はこういう状況をどうすれば打破できるのか?という話まで行きたかったのだが、ここで会話相手がパンクしてしまったので今回はそこまで行けなかった。

メルマガを始めてからスカスカになっていくブロガーを見るのはつらい

最近、人気ブログの一記事あたりのソーシャルメディア言及数平均値を調べてみたり更新頻度とRSSリーダー登録数をまとめたりと、ブログを記事単位ではなく、ブログ単位、ブロガー単位で分析する方向で色々なことを考えている。
昨日はそれに加えて、有料メルマガの頻度がどうなっているかについても調べていた。

こういう作業をしている内に、有料メルマガ初めて以来、記事が段々スカスカになって来ている人が少なからずいるなぁという感想を持った。
そのことについて話す前に、人気ブログの類型についてまとめてみよう。
**ゴールドラッシュタイプのブログ
amazon.co.jp すくい用 金塊 ゴールドラッシュ 800g入
人気があるブログの中にはいろいろなタイプのものがあるが、その中で人気を維持していられる期間が比較的短いのは「ある日偶然、非常に話題性の高い事件に巻き込まれた」タイプのブログだ。

とんでもない大事件に遭遇する。
そのことについてリアルタイムでブログに書いていると、非常にコンテンツ力が高い記事が生まれる。みんな大事件には興味があるからだ。
この手のブログは短期間で爆発的に成長するが、人気ブログと呼べるような期間は短いことが多い。どんな大事件や大ブームも次第に風化して興味を持つ人が減っていくのは避けられない。時間と共に人気は自然に落ちて行く。
そしてこのタイプのブロガーは計算して人気ブロガーになったのではない。ブームを再現することは困難なのだ。
一部の例外を除き、このタイプのブログが人気ブログであり続けられる時期は短くなる。
**たけのこ生活|人生の貯金を切り崩しているタイプのブログ
amazon.co.jp はじめてのおままごと タケノコ G05-1071-C
人間、何十年も生きていれば様々なことを経験する。知らず知らずのうちにコンテンツとして有望なネタがいくつも積み重なっていく。波乱万丈な人生を送っている人ならばなおさらだろう。
そうして溜まってきた人生の貯金を切り崩しながら記事を書くと、話題性のあるコンテンツを短期間に何本も生み出すことが可能になる。ちょっと複雑な人生を送っている人ならば半年くらいは書くことに困らないだろう。
しかしこれはアウトプット過多な筍生活であり、ネタは段々尽きていく。時と共にヒットを生む割合が少しずつ減っていき、ついには人生がコンテンツとして消費されつくしてしまい、身内以外には殆ど話題にならなくなる。

よほど波乱万丈な人生を送っている人以外は、このタイプのブログで長期的な人気を維持するのは難しいだろう。書くことが無くなってしまう。
**持続可能な人気ブログというのは
これはあくまで僕の観測範囲内の印象論なのだが、長期間人気を維持し続けているブロガーを見ていると、十分なインプットを維持し続けている人が多いなと感じている。
例えば、仕事で得られた専門知識を元にブログを書いている人というのは、普通に社会生活を送るだけで、関連知識を1日8時間とかそういうペースでインプットし続けているわけだし、知識を売りにしているタイプのブロガーは年間4桁とかそういう単位で本を読んでいる。
ネット上の時事問題に強い人が一日で処理する情報量なんかも常人の限界をはるかに超えている。
そうした豊富なインプットに裏付けられた結果、コンテンツ力の高い記事を定期的に書き続けることが可能になっている。
インプットとアウトプットが上手いことバランスをとれている状態だからこそ長い間人気を維持してきたんだろうなと思うわけだ。
**定期発行有料メルマガによりアウトプット過大に
ここでようやくメルマガの話に移る。
有料メルマガを発行しはじめたことにより、明らかにインプットとアウトプットのバランスを崩している人がちらほらいる。
単純にアウトプットが増えたのだから、クオリティを維持するためにはインプットをいままで以上に増やす必要があるのだが、一日の時間は限られているのでインプットを無限に増やすことはできない。生活に影響を与えない範囲で増やすという制限があるならなおさらだ。

また、定期発行の有料メルマガには、ブログとは違いほぼ義務に近い形での「締切」というものが存在する。今までインプットが充分たまり、熟成するまで待つという「質ベース」の更新を続けていた人が、一定期間内にたまった情報の範囲内で書くという「期間ベース」の更新という形へシフトしてしまう。
するとどうしても、インプットが不足してしまったり、締切合わせの間に合わせ記事が出てきてしまいがちになる。
内容的にみても、今までのブロガー経験の遺産を食い潰す形の記事であったり、よく読んでみたら、インプットに裏打ちされていないスカスカな文章になっていたりもする。これは持続可能型からたけのこ生活系へのシフトだ。
(執筆時間が増えた分、情報収集に費やす時間が減っているんだろうなと推測できる人もいたりする。この場合、執筆する記事数が増え、情報の収集時間が減るのだから、内容はどうしても浅くなる)
理屈的には、こういう状態が続くと、ブロガーとしての基礎体力がどんどん落ちていき、知識に裏付けされた濃厚な記事を書くための貯金ががどんどん減っていきそうなので恐ろしい。
定期発行の有料メルマガというのは今までよほどインプット過多であった人以外は手を出さないほうが無難なんじゃないだろうか。
ブログでは書けない濃い話を書くためにメルマガはじめたはずが、以前より薄い話ばかりになっていたりして、ブロガーとしての寿命をガリガリ削られているように見える人がいて、読んでいてちょっとつらい。

ココロコネクト再生数
ココロコネクトドッキリ事件はニコニコチャンネル再生数に爪痕を残したのだろうか?

2012年第三クールが終わったのでいつものように今期ニコニコチャンネルで配信されたアニメの再生数一覧を作成した。

今期注目していたのは、ココロコネクトドッキリ事件がチャンネル再生数にどの程度影響を与えたのかということだった。
炎上期間中い無料視聴できたのは
-7話=2012年08月25日 01時00分 から配信
-8話=2012年09月01日 01時00分 から配信
の二話だが、これは見事に伸びている。10万位再生数が増えたのだろうか? コメント数も似たようなペースで伸びている。

**ニコニコチャンネル:ココロコネクト
|*タイトル|*再生数|*コメント数|
|ココロコネクト 第1話「気づいた時には始まっていたという話」 |305898|43115|
|ココロコネクト PV|33240|621|
|ココロコネクト 第2話「なかなか面白い人間達」 |165652|26847|
|ココロコネクト 第3話「ジョバーとローブロー」 |168076|29422|
|ココロコネクト 第4話「二つの想い」 |168769|36040|
|ココロコネクト 第5話「ある告白、そして死は・・・・・。」 |140517|34392|
|ココロコネクト 第6話「気づいた時にはまた始まっていたという話」|140275|30245|
|ココロコネクト 第7話「バラバラと崩れる」|181793|40194|
|ココロコネクト 第8話「そして誰もいなくなった」|251895|51869|
|ココロコネクト 第9話「止まらない止まらない止まらない」|140131|27423|
|ココロコネクト 第10話「それを言葉にするということ」|136907|31877|
|ココロコネクト 第11話「気づきを与えられて始まったという話」|133958|20089|
|ココロコネクト 第12話「雪降る街へ」|116329|19868|
|ココロコネクト 第13話「この五人がいれば」|108418|14852|
ちなみに、他のアニメも8話9話辺りの再生数が跳ね上がっているのだけど、これはココロコネクト炎上の影響なのだろうか?
それともあの時期、再生数を激増させるような他のイベントがあったのだろうか?
ココロコネクトの場合、8話は9月1日配信ということで、夏休みの子供たちが視聴したから増えたというわけでもなさそうなのだが……

no image
個人ゲーム攻略サイトをまとめwikiが駆逐したように、ソーシャルメディアが個人ブログを駆逐しつつあるのだろうか?

先日、有村悠氏とtwitterでこんな会話をした。
|y_arim|しかし、感覚としては例の記事、数年前なら100以上ブクマされてもっと炎上していたハズなんだが、ぼくも小物になったもんだな。平和ってステキね。|link|
|fut573|@y_arim テーマの旬が過ぎている感が|link|
|y_arim|@fut573 だいたい最近なに書いても10ブクマがいいとこだもんな。|link|
|fut573|@y_arim プラットフォームから外れているから、技術が必要な感じ|link|
|fut573|@y_arim 後単純に、調べた資料の量と、記事の文字数がはてダの全盛期に比べて数分の1になっているあたりとかも。|link|
|y_arim|はてなアイドルは順調に死んでいる。自ら望んでそうしたのだからいいことなのだ。|link|
|y_arim|@fut573 あー。正直最近仕事と同人誌作るのに忙しくてブログに割くリソースがないんだわ…モチベーションもかなり下がってる|link|
|fut573|@y_arim 割いたリソース違うんだから、評価もそれなりに変わってくるのが自然なんじゃないかなぁと。同レベルの作業したうえでブクマ付かないなら別だけど。|link|
|y_arim|@fut573 まあそりゃそうか。|link|
|fut573|@y_arim 純粋な読者はともかく、書き手を兼ねているようなタイプの人は、そういうの割と見ていると思う。|link|
|fut573|@y_arim 昔話や、過去に調べた知識のストックを元に書く記事が続くと、割と黄色信号。|link|
|y_arim|@fut573 いまその状況だわ。他に書きたいことがない。書いて何になるんだという気分になってる。|link|
|y_arim|世の中に対して言いたいことがなくなってきたら、もはや死期が近づいているのかもな。|link|
|fut573|@y_arim 知人のブロガーは、その手の記事が3つ続いたら、独力で記事書くの止めて、対談企画とかやることにしているって言っていたなぁ|link|
|fut573|@y_arim で、そのポジションの記事がtogetterに奪われて最近はしんどいんだとか。|link|
|fut573|@y_arim 意見をまとめる気力がないから、しかたなく情報まとめ系やろうとすると、今度はnaverと競合すると、まぁ詰んでるね|link|
|y_arim|@fut573 詰んでるねえ。あーめんどくさ。|link|
|fut573|@y_arim あとまぁ、限りあるハテブホッテントリーの枠を個人ブログ以外が相当数持っていくから、最近はてブ狙いも相当厳しいとかね。|link|
|fut573|@y_arim 少し前まで、大フィーバーしていたのが、楽天ソーシャルニュース。あれは大手ポータルサイトinfoseekのtopに掲載される。その上一時期は、定期的に記事を投稿するユーザーが数百人程度だったため、狙っていた人も割と多かった。|link|
|fut573|@y_arim 僕はあそこは、きっこのブログとかが評価最高ランクに位置するような読者層だったから、狙うのやめたけどね。|link|
|fut573|@y_arim 結局のところ、ゲーム攻略サイトをまとめwikiが駆逐していったのと同じ現象がはてブで起こっているんだと僕は見ている|link|
-(特にネット上の時事問題に関しては)ソーシャルメディア上の集合知に対して、ほとんどの個人ブロガーは、質はともかく速度ではほぼ太刀打ち出来ない現状がある。
-速度で勝てないから質で対抗しようとすると、労力が膨大なものになって疲弊してしまう。
-短い記事を書くと、twitterでいいじゃん!と言われてしまうので、短い記事を投稿しにくい空気がなんとなく形成されている。
-以前は調べ物に疲れて調べる気力がない時用の、比較的労力が少なくてもなんとかなる息抜き系の記事で一息つけたが、現在ではその手のジャンルがソーシャルメディアまとめ系のウェブサービスと競合し、供給過多となっている。
-イス取りゲームが激しくなって、ソーシャルブックマーク経由の導線を確保するためには、専門的知識が必要になってきた。
-商業記事と個人が趣味で書いている記事がソーシャルメディア上で並んで表示されるようになり、個人ブログに商業レベルのクオリティを要求される場面があること。
要するに、ブログのハードルが上がってしまい、一部の生産性が高い人以外は、一定以上の話題性を維持しながら、ブログ更新を継続することが厳しくなってきているのではないか?
で、読者が減ると、モチベーションが下がって更新が滞ったり、焦って変な方向に走って自滅してネットから消えて行ったりするブログが出てくる。気がつくとお気に入りのブログが「死んでいる」ことが増えていたり。
これも時代の流れでしょうがないのかなぁ。

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漫画・ライトノベルの実写化は企画時点でオタク層にとっての死亡フラグ説について

最近、ブロガーをブログ単位で分析している影響で過去記事を目にする機会が増え、その影響で昔のことを思い出すことも増え、妙にセンチメンタルな気分になっている。
なにか新しい情報を見た時、その場で関連情報をチェックして認識を更新するのではなく、経験を元に解釈してしまうというのは良くない傾向だなと思いつつも……
**ビブリア古書堂のキャスト騒動を見て
ドラマ・ビブリア古書堂のキャスト問題から派生した騒動を見ていて、友人が昔「漫画やライトノベルの実写化は企画時点で原作ファンにとっての死亡フラグだと思うべき」という話をしていたのを思い出した。
(よく考えてみればこの話と騒動とそこまで類似性が高いわけではないのだが、連想してしまう時は連想してしまうものだ。)

話の内容を要約すると
「僕たちオタク層をメインターゲットにした映像化企画ならばアニメ化を検討するのが自然である。その道を選ばず実写化を選択した時点で企画者は僕たち以外をメインターゲットにしている可能性が高いのではないか? その場合サブターゲット以下に設定されているオタク層のニーズを満たすことの優先度は二の次にされているだろう。実写化の話が出た時点で、自分好みの展開にはならないことを覚悟するべきかもしれない」
というような話。
今考えればちょっと荒くて突っ込みどころもあるのだが、当時の僕はこれに納得してしまった。

あの頃の僕にとって制作者が自分の方向を向いていないというのはかなりショッキングな考え方で、しばらくの間これに引きずられて、実写化作品に全く期待ができなくなってしまった。
また、それまでの僕は作品の中に登場するキャラクターに物凄く感情移入していて、彼等が理不尽な目にあうと、友人が不当な扱いを受けたような強い憤りを感じていたのだが、この論争をきっかけにキャラクターや制作者の意図を冷静に分析するようになりはじめ、彼等を友達ではなく作劇上の駒としてあつかうことことに慣れていった。すると作品に感情移入することが難しくなり、見ていてすごくつまらなくなった。
あれ以降、面白そうな作品を見た時、「なんでこの作品にもっと若い時期に出会えなかったんだろう。そうすればもっと楽しく読めたのに」と勿体無く思う頻度が高くなり続けている。

これは、僕が毎年少しずつ「漫画やライトノベルのメインターゲット」から外れつつあるからなのだろうか、それともメタ思考をみにつけてしまったからなのだろうか?

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面接で「ダンボールは重ねて持つと意外に重いのは何故だと思う?」と聞かれたらどう答えるだろうか

面接官に「ダンボールは重ねて持つと意外に重いのは何故だと思う?」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 10:28:01.10 ID:QU7gievl0

って聞かれて
「密度が高いからだと思います」

って答えたらお祈り来たんだが、じゃあどういえばよかったんだよ

名無しちゃんぬる 面接官に「ダンボールは重ねて持つと意外に重いのは何故だと思う?」

僕なら外部情報を参照できない時に質問されたら、こうでっち上げるかな。
>>
人間が何かを持ち上げるときには、無意識にその物の見た目から重さを見積もり、必要な力を予測しています。その予測が外れたとき「以外に重い」「以外に軽い」という事が起こります。
さて、ダンボールを二個重ねて持つ場合ですが、不慣れな人はその労力を「段ボール一個の二倍」と見積もってしまいがちです。
しかし実際には上のダンボールが滑り落ちないようにバランスを保ち続ける必要があり、その分だけ「一個の二倍」より消耗します。
その為、事前の見積もりより力が必要になりがちです。
それが「ダンボールを重ねて持つと意外と重いと感じる」理由です。
<< うーん。なにも見ないで書いた文章だけど、これだとちょっといい加減な部分があるかな。実際の所、「そういう理由も考えられます」位のレベルなのだが、面接で自信なさげな発言をするとアウトなイメージがあるので、たぶん断定して書いてしまうだろう。 普段ブログとか書くときにはその前にちゃんと裏付け取るんだけど、ぶっつけ本番で場面が面接だったらこんな感じだろう。 ちなみにこの辺の、予測した重さと実際の重さの違いにより体感が変わってくる話は「大きさ重さ錯覚」という名で知られている。 -大きさ 重さ 錯覚 – Google 検索
-「大きさ 重さ 錯覚」の検索結果 – Yahoo!検索(論文)
とりあえず、元の面接官が「意外に重い」「意外に軽い」というのは、ちゃんと研究もあるような分野である、という知識を確認しているのか、それとも単にコミュ力を確認しているだけなのかを知りたいところだ。
まぁ、どちらであっても僕の場合、空気を読まず「大きさ重さ錯覚」についての説明を永遠と続けて、やはりお断りが来ることが予測できるのだが。

バンダイチャンネル検索回数比較
アニメ配信-バンダイチャンネルの場合はそれ以前の問題として

先日の記事に以下のようなレスポンスが付いていていた。

うーん。バンダイチャンネルの場合はまず第一に知名度に問題がある。
「ニコニコ動画」「僕がよく例に出すデイリーランキングの上位を殆どアニメ海賊版が占める日本向け某寄生型動画共有サイト」「バンダイチャンネル」のサイト名でのGoogle月間検索回数をグラフにしてみよう。
(ネット上での知名度は大抵の場合Googleでの検索数とニアリーイコールな関係にある)

|*キーワード|*ローカル月間検索ボリューム|
|ニコニコ動画|1500000|
|某サイト|368000|
|バンダイチャンネル|74000|
ニコニコ動画はアニメ配信以外のこともいっぱいやっているから、バンダイチャンネルのが検索数で勝てないのは仕方ないにしても、国内向けにアニメ(海賊版)を中心に共有している、某サイトに完全敗北している状態。ネット上でアニメを見ようとした時にバンダイチャンネルにアクセスしようって考える人は少数派だと考えられる。
ちなみにこのバンダイチャンネルが某サイトに検索数で敗北している状況はもう何年も続いている。
(以下の表はGoogleトレンドでの各キーワードの検索数の推移)

**バンダイチャンネルの優位性って何?
個人的な見解になるが、バンダイチャンネルの場合は知名度の他にも正規ユーザーより海賊版ユーザーの方が品質がいいものを享受できる問題 がダイレクトに影響しているなぁと僕は思っている。
画質が駄目
例えば、2ちゃんねるのバンダイチャンネルスレッドのテンプレに以下のような記述がある

Q. 画質はどの程度なの?
A. 画質にはLQ, SQ, HQ, HDがあります。HD画質でDVDと同程度ですが、HD画質が選べる動画は少ないです。
  ほとんどの動画はHQ画質になっていて、これはDVDより下です(古い作品だとかなり荒く見えます)。
  それ以下の画質は低速回線用です。スマホならともかくPCでは見れたものじゃないです。

バンダイチャンネル総合スレ3

このDVDと同程度っていうのは解像度で言うと720×480とかを指している。普通に無料配信されているアニメは360p とか480pが多い。
この画質だと、最近のワイドディスプレイでフル画面にして見るには致命的なまでに解像度が足りてない。
例えば今pcディスプレイのamazonランキング一位は日本エイサーの「G235HBMD」だが、これは2012年10月21日現在amazonにて12,380円で売られている。

最近は1920×1080のモニターがこの価格帯まで降りてきているので、買い換えている人も多いのだが、こういう人たちは360pや480pの動画では楽しめなくなってきている。
そういう状況の中、地デジソースの1280×720辺りの海賊版が出回っちゃうと、どうしてもそっちに流れる人が出てきてしまう。
バンダイチャンネルはPCモニターの大型化という環境の変化に対応できてないわけだ。
配信開始時間
某サイトでは「一番早い放送局の放送終了後数時間以内に海賊版が公開される」状況が常態化している。
バンダイチャンネルではその後一週間近く経た後に公開されることが多い
視聴体験の共有
某サイトはニコニコ動画と同じようにコメントによる擬似同期機能を実装していて、コメントにより視聴体験をなんとなく共有した気分になれる。
バンダイチャンネルで最速に比べて一週間遅れで視聴しても、リアルタイムや、もしくはそれにに近い形で体験を共有することは困難である。
(ニコニコ動画辺りは一週遅れで視聴しても、コメントによる擬似同期により、視聴中になんとなく体験を共有できる)
**まとめると
|-|*某サイト|*バンダイチャンネル|
|*画質|1280p|360~480p|
|*配信開始時間|ほぼ最速|一周遅れとか|
|*視聴体験の共有|容易|困難|
典型的な「正規ユーザーより海賊版ユーザーの方が品質がいいものを享受できる」状況になっていて、バンダイチャンネルを選ぶことの視聴者にとってのメリットは「正規ユーザーであるという矜持」以外にはほとんどない状況に思える。
これでは、たとえ無料配信していたとしても、海賊版に対する抑止力としては不十分だろうし、視聴数も伸びないだろう。

デジタルコンテンツの場合、一般的に海賊版を作り配布するためのコストが低いため、コンテンツ制作者とコピーコンテンツが「自由競争」する状態になったら非常に厳しいわけで(最高画質の製品を無料配布されたら制作者は価格競争で勝てない)、このような状況はしばしば見られる。

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殴り役と殴られ役が分かれているボクシング

最近の中国との騒動を見て、ナショナリズムと外国人問題についてある人が、「あれは殴り役と殴られ役が分かれているボクシングみたいなものだ」と言っていたことを思い出した。

本国に住んでいて、そこで圧倒的に多数派で、反撃される可能性が少ない人が威勢がいいことを言い、それを聞いて腹を立てた外国人が、海の彼方にいる発言者のかわりに手が届く範囲にいる「そいつと同じ国の奴」に手を上げる。
同胞が傷つけられたことで腹をたてた「愛国者」。しかし手を上げた本人は遥か海の彼方にいるので報復できない。だからやっぱり、報復相手には近くにいる「外国人」が選ばれる。
この繰り返しを「殴り役と殴られ役が分かれているボクシング」と表現したのだ。
自分の住んでいる地域でマイノリティな人たちは揉め事がおきるとすぐに日常生活に影響を受けるが、多数派の人たちは比較的安全で、両者のリスクはぜんぜん違う。
中国の反日デモによって近くに住む在外邦人の生活が脅かされている、というような報道をみると、この言葉を思い出してしまう。

この騒動によって該当地域に住んでいる日本人の中には生活は脅かされている人がいるが、トリガーを引いた人たちはどのような生活を送っているんだろう的なことを考えてしまうのだ。

(軽度)発達障害への配慮という観点

-日本の素敵な給湯室フェミニズム? – Togetter
これについては
+フェミニズム的もしくは男女論的にどうであるかは別として、(軽度)発達障害への配慮という観点を中心に考えると高橋氏の当初の発言には妥当性がある
+部長の比喩に対する高橋氏の抗議にには正当性がある。
という印象を受けた
*発達障害への配慮

NaokiTakahashi女性からの、解答を求めてない(共感・相槌だけを求めてる)会話って、(少なくとも一部の)男性にはすげーストレスなんですが。問題文だけ読み上げて解答は説明しない学校の授業みたいな。あるいはオチがない漫才か。お金もらいたいレベル。link

これなんかは「一部の男性」の代表例を言語優位アスペルガー症候群をはじめとする、ある種の発達障害の人たちと考えると分かりやすい。
そういう人達が抽象的なコミュニケーションから受けるストレスの例については梨木香歩さんのエッセイ『春になったら苺を摘みに』に収録された海外滞在先の大家さんと著者の会話なんかは典型的だなと思う。
>>
――昨日、ある集まりがあって、司会者に、じゃあ、ちょっと前に出てみてください、といわれたんでどんどん前に行って、その人の顔のすぐ目の前まで行ったんだ。そしたらみんな笑うんだよ。ジョークだと思ってるんだ。ところが僕ときたらなぜ笑われているのかわからないんだ。その人が驚いた顔をして、ハローというので、何か不都合なことをしたんだ、って分かったんだ。
――そうか、どこまで前へ出てください、って相手は言ってないんだものね。どこからどこまでが、彼の考える妥当な「前」なのか、範囲を指定してなかったのだものね。普通は「彼」の前でなく、ぎりぎり「聴衆全体」の前ぐらいでいいのかもしれない。でも相手の目の真ん前だって、前には違いないんだもの。行ってないことを察するのは難しいね。
――そうなんだよ、難しいんだ、化学の論文なんかよりずっと。
――ああ、化学の論文のほうがそれは、遥かに論理的合理的だものね、でも私にはそっちがずっと難しい。
――僕たち、足して二で割れないもんだろうか。
――そうだねえ、全ての人間を足してその数で割ったら、みんな分かり合えるようになるかなあ。
――うーん、でもそれもどうかなあ。
――分かり合えない、っていうのは案外大事なことかもしれないねえ。
――うーん……。この間、不動産屋がアラブからきたばかりの人たち連れてきただろう、君、初めてだったんじゃないか。
 私が帰国した後の家を、賃家と売り家の両方で出していたので、様々な不動産屋が様々な国の人々を連れて見学に来ていた。その中に彼の言う人たちもいた。
――いや、初めてではなかったけど。
――そう。彼らのことをわからないと言う人がいるけど、自分の論理を押し付けてくるという点では、僕にはみんな同じだな。
――………。

<< こういう人たちの中には共感コミュニケーションは難しいと感じる人も多いし、なんとか対応できるけど全身全霊を込めて全力で取り組む必要があり、毎回へとへとになってしまうという人もいる。 また、男性におけるある種の発達障害の発生率は女性の数倍に達することから共感コミュニケーションが通じる割合には男女差がある可能性も否定できない。 男女50人ずつ集めて共感コミュニケーションのテストをした場合、ある種の発達障害の発生率の違いから、下位集団の男女比が偏る可能性はあるだろう。 -女性→女性の場合、大抵の人に通じる -女性→男性の場合、通じる人には通じるが一部の人に致命的に通じない ということは十分に考えられる。 アスペルガー症候群等の高機能自閉症の人の中には、無理して頑張って周囲に合わせたコミュニケーションを取ろうとし続けた結果、過剰適応を起こしてしまい、鬱病等になりドロップアウトすることがしばしばある。 共感コミュニケーションにおける配慮の有無というのは人一人の人生を左右しかねない大問題であると言える。**発達障害は脳の器質的問題である さて、発達障害というものを視野に入れた上で以下の発言を読むと大変問題が多いように感じる。

hibari_to_soraぎゃはは! ナニコレ? マジもんか。イケメンでも給湯室で火だるまになるタイプ。ダメだなー、さっそくTwitterのフェミトークで刺されてるよw 当たり前だよ(笑) https://t.co/2jb6swZQlink

はたしてこのフェミトークが刺しているのは一体なんなのだろうか?
共感コミュニケーションに対する疲れの表明というのは後天的な問題ではなく、発達障害という先天的な脳の器質問題に原因がある可能性がある。
先天的な問題についての攻撃というのは言ってみれば「下半身が不自由な人の歩き方を馬鹿にする」「吃音障害の人の話し方を真似して笑いものにする」といった行為と同じようなことをやっているんであって、あまりいい趣味とは言えない。
「共感を求める会話への疲れの表明」や「コミュニケーションストレスに対する配慮を求める声」が含まれる発言への批判というのはかなり慎重に行う必要があるように思える。
そこに対する配慮を欠いた時、給湯室で火だるまというのはただの暴力と化してしまう危険性があるわけだ。

*部長の比喩に対する高橋氏の抗議にには正当性がある
一年くらい前、ソラノート事件という騒動があった。
その中で加害者の男性が被害者の女性に対して「オバサン」と揶揄し、被害者が怒りを表明したという出来事があった。
この時のはてなブックマークには被害者の怒りが正当なものである、という意見が相当数存在した。
しかし今回の高橋氏の親父呼ばわり、権力者呼ばわりに対する怒りの表明には賛同する人があまりいなかったことに僕は違和感を覚えた。

NTakahashiSPそれを言うなら、まだ36歳! の、役職なんぞもっとらんフリーのシナリオライター捕まえて保守親父、部長、呼ばわりしたことにも詫び入れてもらおうかい。link

僕が見る限りはてな界隈では揶揄や蔑称に対する抗議には正当性を認めることが多かったのだが、今回そういった声が小さいのは何故なのだろうか?
*まとめ
高橋氏の言うところの(共感・相槌だけを求めてる)会話で(一部の人に)生じるストレスというのは、発達障害への配慮という観点から見るとかなり真っ当な意見である。
論理的に正しいかは別として、自分に対する不適切な揶揄や蔑称についての抗議の部分には正当性を認める必要があるのではないか?