ネットの海の漂流者

インターネット上で話題になっている問題を検証しています。

*

シンガポールが華僑系だから尖閣問題で日本に批判的、という認識対する違和感

   

-尖閣問題で、海外メディアは日本に対して予想以上に厳しい | 橘玲 公式サイト
これに対する反応を見ていたのだがシンガポールは華僑が多いから中国の肩を持つんだという意見が多かったことが引っかかっている。
確かにそういう要素もあるが、単純に人口比だけの話ではなく歴史的経緯も関わっているということを、どの程度の人が把握しているのかが気になるところだ。

**マレー作戦とかどの程度知られているのだろう?
たしかにシンガポールは華僑が多く、中国語が公用語の一つになっている国で、シングリッシュと呼ばれる彼等の英語には中国語の影響が強く見られたりもする(OK のかわりにliao(了)が使われる等)のだが、領土問題とか戦後賠償問題とかで中国側に近い意見が出がちなのは、別の理由も存在する。
例えば1942年にシンガポールの戦い、というものがあって、その後数年間日本がシンガポールを占領して軍政を敷いていたのだけど、そのあたりの歴史的事実は、日本国内でどの程度知られているのだろうか?
-シンガポールの戦い – Wikipedia
あの国はニ次大戦の時に日本軍に占領されて犠牲者が出ている。
僕は以前シンガポール系のコミュニティで遊んでいた時期があるのだが、彼等は日本人と話すとき「日本人がアメリカ人と話す時に東京大空襲や広島長崎原爆投下について意識するのと似たような感覚」を持っているのではないか?という印象を持った。

それと、シンガポール華僑虐殺事件というのがある。日本軍はシンガポール内で華僑を「虐殺」した過去があり、日本と中国が揉めているとそのことを思い出すと言われたことが何度かある。
-シンガポール華僑虐殺事件 – Wikipedia
-シンガポールの公園で確かめたこと
要するにこのあたり、総論としての親日、親中、反日、反中以前の問題としてピンポイントで日本のイメージが悪い分野なので
南京大虐殺あたりで日中が揉めたときには(日本軍はシンガポール内でも中国系の人を殺しているので)シンガポールの人が日本に親和的な態度を取る確率は低いし、
慰安婦問題あたりで日韓が揉めたときにも(日本軍はシンガポールにも慰安婦連れて行っていたので)シンガポールの人が日本に親和的な態度を取る確率は低い。
領土問題で揉めたときにも、それが20世紀の侵略に起因すると認識された場合には、同時期に日本軍によって占領されたシンガポールの人が親和的な態度を取るかっていうとそれは厳しいだろう。

**知らないと相手がなんで怒っているのか理解出来ない
僕は、前述のシンガポール系コミュにティで遊んでいた頃、日本人の参加者がこの辺の歴史的経緯を知らずに「地雷を踏んだ」光景を何度か目撃したことをきっかけでこの辺について強く意識するようになった。
(シンガポール人に向かって南京における日本の正当性を主張し続けてドン引きされたりする人がいた)
「シンガポールは二次大戦時の出来事について「Forgive, but Never Forget」(許そう、しかし決して忘れない)という方針でやっているのだが、言わなかったらみんな忘れちゃうのが日本人なのか?」
という感じのことを言われて、反論できなかったことを思い出してしまった。

1995年、第2次世界大戦終結50周年にあたるこの年、11基の戦跡記念碑がシンガポール国内に建立されました。
これらの記念碑は、第2次世界大戦時にシンガポールで起こった出来事を忘れず後世に伝えるために、「許そう、しかし忘れまい」のかけ声のもと、シンガポール政府(記念碑設立委員会)によって建てられました。
記念碑には、シンガポールの公用語である 英語,マレー語,中国語,タミール語 とともに、当時シンガポールを占領していた国の”日本語”の5カ国語によって説明文が刻まれています。 (日本占領時、シンガポールは「昭南島」とよばれていました。)

シンガポール戦争記念碑めぐり シンガポール日本人墓地を訪ねて World War II Sites of Singapore (シンガポール第2次世界大戦戦跡記念碑と関連記念碑)

今回の件で華僑率のみを上げる人が多い状態を見ると、また誰かが地雷を踏むんじゃないかと気になってしまう。

 - 雑記

Comment

  1. tetoh より:

    これはバンダイチャンネルは関係なくね、業界の構造がこうなってるから仕方ないとしか言いようがない

    脱法行為に優位性があるのは当然だし、プロパーのコンテンツを視聴するっていう矜持(?)はここで言っている程には軽くない。規制が進めば状況も変わってくるでしょう

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スマホpv
スマホ普及が原因ではてなダイアリー離れを加速しているという側面があるんじゃないだろうか

ここ最近、ブロマガやらyahooニュースの個人カテゴリーやら、マネタイズ関係の話題が多いのでちょっと書いてみる。
はてなメディアガイド(2012年10-12月版).pdfを見ていたらスマートフォンユーザーのpvについてのグラフがあった。なんでもはてなは、この一年でスマホ版のpvが3倍になったらしい。

これを見て、ああ、こりゃはてなダイアリーから撤退する人が増えるわけだなぁと思った。特に記事を作成するためにコストがかかるタイプのブロガーは厳しいだろう。
以前書いたように、はてなダイアリーはスマートフォン版ページのマネタイズに難があるため、スマホユーザーが増加してもブロガーの金銭的メリットに直結しにくい。
あそこで広告張りながら運営しているブログの収入はPC版ユーザーの数に依存している面が非常に多いだろうと考えられる。
-今レンタルブログサービスでアフィリエイト始めるのは微妙だよ
スマホ版pv急増が総ユーザー数が三倍になった結果達成されたものならば良いのだが、どう考えても今までPCでブログを読んでいた人がスマホで見るようになったという要素も存在する。
例えば僕のはてなダイアリーの場合、ちょっと前までスマホ版ページの表示回数はPC版の1割から2割程度だったのが、今では両者の割合が半々に近いところまで来ている。
スマホユーザーがゼロに近かった頃には、10000人に読まれる記事を書けば、広告が10000pv分表示され、それに応じた収入があったのだが、スマホユーザーが増えた今では、pvあたりの広告表示回数が以前の半数程度に減少している。
当然pvあたりの収入も落ちる。
**赤字は精神的に厳しいよ
うちのようなスタイルのブログの場合、記事を書くためには色々な資料が必要で、運営していく上でどうしても一定の経費が発生する。そのため収入があるラインを下回ると赤字になってしまう。
「とりあえず缶コーヒー代位は黒字になる状態」と「たとえ一円でもお金を払って書いている状態」ではモチベーションが大きく変わってくる。クオリティを維持しながらこれからもブログを続けようと思ったら、最低でも黒字の状態は維持することを目標にしないと厳しい。
このままスマホの普及が進んでいくと、近い将来僕のはてなダイアリーは赤字に転落するだろうと予測できる。
この辺は、似たような立場の人が結構多いんじゃないだろうか。

(ちなみに昔、ブログ記事をカテゴリーごとに分析し収入とかかった時間を元に時給計算をしたことがあるのだが、うちのブログの本格的な検証記事は当時時給換算30円程度であった。経費入れれば赤字。そのあまりのコストパフォーマンスの低さに驚いたのがきっかけで僕はマネタイズについて勉強しだした。その結果今ではなんとか経費込みで黒字になった。このブログで書いているブログ運営系記事はその副産物である)
**自分の記事のクオリティが落ちたことが原因ならどうにかなるのだが
収入低下が自分の記事のクオリティが落ちたことが原因ならば、努力次第でどうにか挽回できようがあるのだが、ブログサービス側のシステムが対応していないことが原因だと、スマホ版のマネタイズをちゃんと出来るサービスにブログを移転するしか対処のしようがなくなってしまう。
同じ事を書いてひとつの場所では黒字、もう片方で赤字となると、相当強い理由が無ければ黒字の方を選ぶ人が多いだろう。
以前のはてなダイアリーは、ユーザー間で活発に議論が行われていて、そこに参加するためにはてなダイアリーを選ぶ意味があったのだが、最近は議論の場がtwitterに移ってしまい、その辺の長所が薄れてしまっている。
また、ブログパーツがホワイトリスト式で、使いたいブログパーツがあった場合、はてなアイデアから申請しなければいけないのだが、この申請が通るまでに何百日もかかる状況が常態化しているため、ネット上で話題になっている旬のブログパーツを使用することが非常に難しくなっている。
-はてなダイアリーからの脱出を再検討
これは移転を選択する人が出てくるのも無理は無いなぁと思ってしまう。
「はてなに対する思い入れ」と「過去記事についたSEO的評価」あたりでこの辺を相殺できる人ばかりとは思えない。
**広告張替え権を定額販売すると今度は運営側の利益が……
ユーザーのマネタイズ関係の問題を解決するための方法の一つに運営会社が「デフォルトではブログ運営会社の広告が表示されている場所にユーザーの広告を表示する有料オプション」を販売する、というものがある。
(要するに広告張替え権の有料販売)
しかしこの方法はユーザーと運営会社がwin-winの関係を関係を結ぶことが難しいため、長期的には上手く行かなくなることも多いようだ。
広告貼り付け権を固定額で売ってしまうモデルの場合、そのブログがどんなに人気になっても運営会社の手元に入る直接的収入は変わらない。
それどころか、pvが増えれば増えるほど必要なサーバーリソースの量が増えていくのだから、ある意味ではマイナスである。
ユーザーに広告権を固定額で売るモデルでは、運営側が、ユーザーのブログを育てていくことの金銭的メリットが薄いのだ。
例えば、はてなダイアリー有料オプションは280円だけど、ユーザーがその料金で何万、何十万pvもあるようなブログを運営した時、直接的な利益がでるのだろうか? と考えたら厳しい気がする。
この料金で、PC版の広告権もスマホ版の広告権も全部要求したらはてなの人はたぶん困るだろう。
**広告権をユーザーと運営で奪い合う状態はうまくない
そもそも一般的なブログのレイアウトにおいて、有効な広告位置は限られている。限られた広告枠を運営とユーザーと運営が奪い合う状態では両者が幸せになることは難しい。
運営側に有利すぎる条件だと、ブロガーが赤字になって他所に移ってしまうし、ユーザー側に有利すぎる条件だと運営会社が赤字になってサービスを停止してしまう。
ユーザーと運営の利益がこのあたりで潜在的に対立する構造になっているモデルだと運営会社の方針とユーザーのニーズが乖離しがちで、両者の関係がぎくしゃくしてしまいがちだ。
「あいつの邪魔な広告をどかして自分の広告にしたらもっと儲かるのに」と思ってしまうと上手く行かない。
**ユーザーと運営が広告をシェアする方向だとその辺平和
ユーザーと運営が広告収入をめぐるライバルと化してしまう問題に対する解決方法の中に一つの広告の利益を山分けするというものがある。
naverまとめや、最近始まったyahooニュースの個人カテゴリーのようにpvに応じてユーザーにインセンティブを渡すというモデルだ。
この場合ユーザーと運営の利害が一致するため、両者のニーズが同じ方向に向かいやすい。
また、広告契約は大口のほうが有利になりがちなため、ユーザーが個人で広告を貼った時に得られる収入と、運営が一括契約して分配する金額があまり変わらないケースもあり、「山分けなのに取り分は個人でやっているときとあまり変わらない」状態になる場合もある。
例えば、はてなダイアリーのポイントプログラムのamazonアソシエイト利益の分配額は3.5%としてスタートした。

はてなダイアリーでは「はまぞう」や「ISBN/ASIN記法」を用いてAmazonの商品を紹介できます。

これらの紹介を経由して、ブログ中で紹介した商品が購入されると、売上金額の3.5%に相当するはてなポイントを、商品の紹介料として支払います。ただし商品1つあたりのポイントの上限は500ポイントです。

はてなダイアリーポイントプログラム実施について – はてなダイアリー日記

amazonの紹介料率は最近改訂され、カテゴリーごとに固定のものが増えたが、当時はほぼすべての商品が月間出荷数に応じて利率が変動するシステムだった。
|1 ~ 30個|3.50%|
|31 ~ 100個|4.00%|
|101 ~ 300個|4.50%|
|301 ~ 1,000個|5.25%|
|1,001 ~ 3,000個|6.00%|
|3,001 ~ 10,000個|6.50%|
|10,001 ~ 30,000個|7.00%|
|30,001個 ~ 100,000個|7.50%|
|100,001個以上|8.00%|
(商品1つあたりの上限は1000円)
この条件だと大口と小口の間に二倍以上の差があるため、個人で契約したケースと、大口契約の所と山分けしたケースでそこまで顕著な差は生じない。
他の広告でもこれと同じようなシステムを採用している所も多いので、上手いことやれば金銭的にはwin-winの関係を結べるはずなのだが……
**メモ
この辺実装するには工数が結構かかるだろうし、規約や法律もめんどくさいことになるので、はてなが近い将来にこの辺に手をつけてくれる可能性は低そうな気がしている
ありえるとしたら、はてなダイアリーポイントプログラムにpv依存の報酬が登場することと、その機能をpc版のみ or スマホ版のみ で使えるオプションを付けてくれるあたりだろうか?

no image
大手サイトが個人ブログの画像を直リンするとサーバー落ちることがあるのでやめて欲しい

この辺の話について。
著作権法的にどうなのかはともかく、池田信夫氏クラスの大手ブログが個人でサーバー借りて運営しているサイトの画像を直リンするというのはかなり迷惑な行為だな、というのが僕の感想。
大手サイトに画像を直接リンクされると、直リン記事にアクセスがあるたびに、こちらのサーバーに負荷が生じる。1万アクセスならば1万回負荷がかかるし、10万アクセスなら10万回負荷がかかる。
個人でやっているブログの場合、サーバーのリソースにあまり余裕が無い人が多く、想定外の負荷がかかるとサーバーが耐え切れずえらいことになってしまうことがある。
今回の場合、直リンされた人はそれなりにバックボーンが強いファーストサーバーを使っているようだし、直リンされた画像も10k弱の小さめなものなので、そこまで被害はないかもしれないが、月数百円位のプランでやっているサイトがちょっと大きな画像を直リンされると、記事が表示できなくなるレベルの負荷が簡単に生じてしまう。
(それなりにアクセスがあるサイトからの)画像の直リンというのは相手のサイトに実害を与えかねず、決してマナーが良い行為とは言えないのだと覚えておいた方が良いかもしれない。

ちなみに僕の場合

で書いたように、画像直リン+記事全文転載+アフィリエイトコードだけ改変 というコンボでサーバー落とされたことがある。

違法ダウンロード刑事罰化に関連してアニメの海賊版配信の話になったので

2012年10月1日、違法ダウンロード刑事罰化が施行されたことについて某所で話していたのだが、脱線してアニメの海賊版配信についての話になった。
そこで対話相手が海賊版の視聴回数がどの程度あるのかということについて理解していなかったので過去の資料を提示した。

その上で今期の作品について大手公式配信サイトであるニコニコ動画と、定期的に海賊版がアップロードされている某動画共有サービスでの再生数についてデータを示した。
**例 ソードアート・オンラインの場合



|*タイトル|再生数(ニコニコ動画公式配信)|再生数(某動画サイトの海賊版配信) |コメント数(ニコニコ)|コメント数(某動画サイト) |
|*ソードアート・オンライン #1「剣の世界」 |657587|141713|100874|23815|
|*ソードアート・オンライン #2「ビーター」 |371057|183493|65891|26229|
|*ソードアート・オンライン #3「赤鼻のトナカイ」 |329507|306127|55030|25700|
|*ソードアート・オンライン #4「黒の剣士」 |406545|402988|83694|33254|
|*ソードアート・オンライン #5「圏内事件」 |321268|438584|46968|22155|
|*ソードアート・オンライン #6「幻の復讐者」 |303257|329854|48347|17162|
|*ソードアート・オンライン #7「心の温度」|333450|422800|72306|36445|
|*ソードアート・オンライン #8「黒と白の剣舞」|395916|463890|56588|29828|
|*ソードアート・オンライン #9「青眼の悪魔」|476147|411420|58967|33883|
|*ソードアート・オンライン #10「紅の殺意」|370774|388358|86970|58390|
|*ソードアート・オンライン #11「朝露の少女」|307183|433996|61349|41798|
|*ソードアート・オンライン #12「ユイの心」|235652|414992|43785|36003|
(注)ニコニコの配信数にはニコニコ生放送数万人分を含めていない。
(注)某サイトでは海賊版が複数回アップロードされていることもあるが、今回は再生数を合算せず各話一番再生数が多いものを一つずつピックアップする形でまとめた。
(注)某サイトは字幕なしのものが中心となっているようで、「日本語に難がある人たちが世界中から字幕目的で集まっている」タイプのサイトではないと考えられる。
(ニコニコ動画ではこの番組は最新話無料その後有料となる。某動画共有サービスでは、アップロード後数日以内に削除されているため、再生数はその期間のものとなる)
要するに、人気アニメの場合、公式配信と同規模かそれ以上の規模の海賊版配信が存在しているのだ。
**なんで公式で無料配信しているものをわざわざ海賊版で見るの?
で、ここまで説明した所で彼は「ソードアート・オンラインはニコニコ動画で公式配信されている。公式で(最新話を)無料配信しているものをわざわざ海賊版で見るメリットが分からない」と首を捻ってしまった。
この辺については、色々な理由があるのだが、その中に「視聴者は現在、TVアニメを極めてソーシャルに消費しているため」というものがあると言われている。
ある種のファンの間ではアニメを視聴したあと、それを肴に仲間同士で話をすることが楽しみの一つのなっているのだが、視聴するのが遅れると旬のタイミングでその会話に参加することができない。
例えば『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』で有名な伏見つかささんの『ねこシス (amazon)』という作品の中にアニメのリアルタイム放送を見逃したキャラクタがーその悲しみを吐露するシーンがある。p255~256から該当部のセリフを引用してみよう。

>>
「――オレは、アニメはテレビ画面で、リアルタイムに観る主義だ」
<< >>
「……アニメの楽しみとは、実際に視聴する30分のみにあるのではない。むしろ放送後、ファン同士で盛り上がるところに面白さがある」
<< >>
ゆえに、『放送後の愉しみ』を最大限享受するためには、リアルタイムで視聴していることが重要になってくる。特に毎回放送するアニメでは、だ。……くっくっく……今日見逃してしまったアニメについて……オレは毎週放送日は夜更かしし、ファンサイトや掲示板を眺めて過ごすのを人生の愉しみにしていた……。放送中、実況板に書き込みをしながらはしゃぐのもだ」
<< >>
――もはやその機会は、永遠に喪われてしまった……。……これからオレは、何を生き甲斐にして過ごせばいい……仮面は何も答えてはくれぬ……」
<< TVアニメというものはある種の人たちにとって、視聴するのが遅れれば遅れるほど、そこから得られるユーザー体験が劣化してしまうナマモノの類なのだ。 ナマモノである以上、「一週遅れの公式配信」は、最速に近い形でアップロードされる「海賊版」に比べて「品質」が低くなってしまう。たとえ中身が同じであっても、だ。 公式配信を待っている人は「祭り」に乗り遅れてしまう。 また、ニコニコ動画のような場で最速からの時差が多い日程で配信した場合、コメントによってネタバレされてしまう恐れがある。作品の声質によってはネタバレされると視聴の楽しみを著しくそがれてしまう。 このあたりの事情が「公式で無料配信している番組でも同規模以上の視聴数を誇る海賊版が出てくる」原因のひとつと考えられる。この辺の、正規ユーザーより海賊版ユーザーの方が品質がいいものを享受できる問題については、ニコニコ動画の川上量生さんあたりが、ブログで時々取り上げている。

コンテンツのファンであればあるほど、当然ながら、すこしでも品質のいいものが欲しい。根本的な問題は、無料でダウンロードすると品質のいいものが手に入り、お金を払うと品質の悪いものをつかまされるというネットの現状にあるのだ。
違法コピーのほうが便利な例をいくつかあげてみよう。
・ マジコンつかってゲームソフトをダウンロードすると発売日前にゲームが遊べる。
・ 有料でダウンロードできる映画や音楽よりも、違法データのほうが画質や音質がいい。
・ ダウンロード販売で購入できる映画やアニメやゲームは過去作品のほんの一部だが、違法コピーならなんでも見つかる。
・ マジコンつかうと、1枚のメモリーカードにいくつものゲームがいれられて、カートリッジを抜き指す必要がない。
・ テレビ放送されているアニメがネットで購入できるようになるまでに放送後1週間かかる。

なぜデジタルコンテンツが売れないか?DRMがダメか – はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

ちなみに、海外では、クレンチロールが「公式配信との開始時期を早めることで違法ダウンロードを減少させた、ということで昔話題になったことがある。

**まとめ
テレビアニメというものは、ある意味でナマモノなので、公式配信が「遅い」とより早くアップロードされる海賊版を観ることにある種のメリットが生じてしまう。
そのあたりが海賊版が公式配信と同規模かそれ以上の視聴数を誇る状況になっている原因の一つと言われている。
ちなみに僕は、このあたりの話が事実であるかどうかはを検証したいと思っていて、その事がニコニコ動画の公式配信アニメの再生数をまとめる理由となっている。
-ニコニコ動画2011秋アニメ視聴数一覧
-ニコニコ動画2012春アニメ再生数一覧
本当はこういう状況をどうすれば打破できるのか?という話まで行きたかったのだが、ここで会話相手がパンクしてしまったので今回はそこまで行けなかった。

メルマガを始めてからスカスカになっていくブロガーを見るのはつらい

最近、人気ブログの一記事あたりのソーシャルメディア言及数平均値を調べてみたり更新頻度とRSSリーダー登録数をまとめたりと、ブログを記事単位ではなく、ブログ単位、ブロガー単位で分析する方向で色々なことを考えている。
昨日はそれに加えて、有料メルマガの頻度がどうなっているかについても調べていた。

こういう作業をしている内に、有料メルマガ初めて以来、記事が段々スカスカになって来ている人が少なからずいるなぁという感想を持った。
そのことについて話す前に、人気ブログの類型についてまとめてみよう。
**ゴールドラッシュタイプのブログ
amazon.co.jp すくい用 金塊 ゴールドラッシュ 800g入
人気があるブログの中にはいろいろなタイプのものがあるが、その中で人気を維持していられる期間が比較的短いのは「ある日偶然、非常に話題性の高い事件に巻き込まれた」タイプのブログだ。

とんでもない大事件に遭遇する。
そのことについてリアルタイムでブログに書いていると、非常にコンテンツ力が高い記事が生まれる。みんな大事件には興味があるからだ。
この手のブログは短期間で爆発的に成長するが、人気ブログと呼べるような期間は短いことが多い。どんな大事件や大ブームも次第に風化して興味を持つ人が減っていくのは避けられない。時間と共に人気は自然に落ちて行く。
そしてこのタイプのブロガーは計算して人気ブロガーになったのではない。ブームを再現することは困難なのだ。
一部の例外を除き、このタイプのブログが人気ブログであり続けられる時期は短くなる。
**たけのこ生活|人生の貯金を切り崩しているタイプのブログ
amazon.co.jp はじめてのおままごと タケノコ G05-1071-C
人間、何十年も生きていれば様々なことを経験する。知らず知らずのうちにコンテンツとして有望なネタがいくつも積み重なっていく。波乱万丈な人生を送っている人ならばなおさらだろう。
そうして溜まってきた人生の貯金を切り崩しながら記事を書くと、話題性のあるコンテンツを短期間に何本も生み出すことが可能になる。ちょっと複雑な人生を送っている人ならば半年くらいは書くことに困らないだろう。
しかしこれはアウトプット過多な筍生活であり、ネタは段々尽きていく。時と共にヒットを生む割合が少しずつ減っていき、ついには人生がコンテンツとして消費されつくしてしまい、身内以外には殆ど話題にならなくなる。

よほど波乱万丈な人生を送っている人以外は、このタイプのブログで長期的な人気を維持するのは難しいだろう。書くことが無くなってしまう。
**持続可能な人気ブログというのは
これはあくまで僕の観測範囲内の印象論なのだが、長期間人気を維持し続けているブロガーを見ていると、十分なインプットを維持し続けている人が多いなと感じている。
例えば、仕事で得られた専門知識を元にブログを書いている人というのは、普通に社会生活を送るだけで、関連知識を1日8時間とかそういうペースでインプットし続けているわけだし、知識を売りにしているタイプのブロガーは年間4桁とかそういう単位で本を読んでいる。
ネット上の時事問題に強い人が一日で処理する情報量なんかも常人の限界をはるかに超えている。
そうした豊富なインプットに裏付けられた結果、コンテンツ力の高い記事を定期的に書き続けることが可能になっている。
インプットとアウトプットが上手いことバランスをとれている状態だからこそ長い間人気を維持してきたんだろうなと思うわけだ。
**定期発行有料メルマガによりアウトプット過大に
ここでようやくメルマガの話に移る。
有料メルマガを発行しはじめたことにより、明らかにインプットとアウトプットのバランスを崩している人がちらほらいる。
単純にアウトプットが増えたのだから、クオリティを維持するためにはインプットをいままで以上に増やす必要があるのだが、一日の時間は限られているのでインプットを無限に増やすことはできない。生活に影響を与えない範囲で増やすという制限があるならなおさらだ。

また、定期発行の有料メルマガには、ブログとは違いほぼ義務に近い形での「締切」というものが存在する。今までインプットが充分たまり、熟成するまで待つという「質ベース」の更新を続けていた人が、一定期間内にたまった情報の範囲内で書くという「期間ベース」の更新という形へシフトしてしまう。
するとどうしても、インプットが不足してしまったり、締切合わせの間に合わせ記事が出てきてしまいがちになる。
内容的にみても、今までのブロガー経験の遺産を食い潰す形の記事であったり、よく読んでみたら、インプットに裏打ちされていないスカスカな文章になっていたりもする。これは持続可能型からたけのこ生活系へのシフトだ。
(執筆時間が増えた分、情報収集に費やす時間が減っているんだろうなと推測できる人もいたりする。この場合、執筆する記事数が増え、情報の収集時間が減るのだから、内容はどうしても浅くなる)
理屈的には、こういう状態が続くと、ブロガーとしての基礎体力がどんどん落ちていき、知識に裏付けされた濃厚な記事を書くための貯金ががどんどん減っていきそうなので恐ろしい。
定期発行の有料メルマガというのは今までよほどインプット過多であった人以外は手を出さないほうが無難なんじゃないだろうか。
ブログでは書けない濃い話を書くためにメルマガはじめたはずが、以前より薄い話ばかりになっていたりして、ブロガーとしての寿命をガリガリ削られているように見える人がいて、読んでいてちょっとつらい。

no image
個人ゲーム攻略サイトをまとめwikiが駆逐したように、ソーシャルメディアが個人ブログを駆逐しつつあるのだろうか?

先日、有村悠氏とtwitterでこんな会話をした。
|y_arim|しかし、感覚としては例の記事、数年前なら100以上ブクマされてもっと炎上していたハズなんだが、ぼくも小物になったもんだな。平和ってステキね。|link|
|fut573|@y_arim テーマの旬が過ぎている感が|link|
|y_arim|@fut573 だいたい最近なに書いても10ブクマがいいとこだもんな。|link|
|fut573|@y_arim プラットフォームから外れているから、技術が必要な感じ|link|
|fut573|@y_arim 後単純に、調べた資料の量と、記事の文字数がはてダの全盛期に比べて数分の1になっているあたりとかも。|link|
|y_arim|はてなアイドルは順調に死んでいる。自ら望んでそうしたのだからいいことなのだ。|link|
|y_arim|@fut573 あー。正直最近仕事と同人誌作るのに忙しくてブログに割くリソースがないんだわ…モチベーションもかなり下がってる|link|
|fut573|@y_arim 割いたリソース違うんだから、評価もそれなりに変わってくるのが自然なんじゃないかなぁと。同レベルの作業したうえでブクマ付かないなら別だけど。|link|
|y_arim|@fut573 まあそりゃそうか。|link|
|fut573|@y_arim 純粋な読者はともかく、書き手を兼ねているようなタイプの人は、そういうの割と見ていると思う。|link|
|fut573|@y_arim 昔話や、過去に調べた知識のストックを元に書く記事が続くと、割と黄色信号。|link|
|y_arim|@fut573 いまその状況だわ。他に書きたいことがない。書いて何になるんだという気分になってる。|link|
|y_arim|世の中に対して言いたいことがなくなってきたら、もはや死期が近づいているのかもな。|link|
|fut573|@y_arim 知人のブロガーは、その手の記事が3つ続いたら、独力で記事書くの止めて、対談企画とかやることにしているって言っていたなぁ|link|
|fut573|@y_arim で、そのポジションの記事がtogetterに奪われて最近はしんどいんだとか。|link|
|fut573|@y_arim 意見をまとめる気力がないから、しかたなく情報まとめ系やろうとすると、今度はnaverと競合すると、まぁ詰んでるね|link|
|y_arim|@fut573 詰んでるねえ。あーめんどくさ。|link|
|fut573|@y_arim あとまぁ、限りあるハテブホッテントリーの枠を個人ブログ以外が相当数持っていくから、最近はてブ狙いも相当厳しいとかね。|link|
|fut573|@y_arim 少し前まで、大フィーバーしていたのが、楽天ソーシャルニュース。あれは大手ポータルサイトinfoseekのtopに掲載される。その上一時期は、定期的に記事を投稿するユーザーが数百人程度だったため、狙っていた人も割と多かった。|link|
|fut573|@y_arim 僕はあそこは、きっこのブログとかが評価最高ランクに位置するような読者層だったから、狙うのやめたけどね。|link|
|fut573|@y_arim 結局のところ、ゲーム攻略サイトをまとめwikiが駆逐していったのと同じ現象がはてブで起こっているんだと僕は見ている|link|
-(特にネット上の時事問題に関しては)ソーシャルメディア上の集合知に対して、ほとんどの個人ブロガーは、質はともかく速度ではほぼ太刀打ち出来ない現状がある。
-速度で勝てないから質で対抗しようとすると、労力が膨大なものになって疲弊してしまう。
-短い記事を書くと、twitterでいいじゃん!と言われてしまうので、短い記事を投稿しにくい空気がなんとなく形成されている。
-以前は調べ物に疲れて調べる気力がない時用の、比較的労力が少なくてもなんとかなる息抜き系の記事で一息つけたが、現在ではその手のジャンルがソーシャルメディアまとめ系のウェブサービスと競合し、供給過多となっている。
-イス取りゲームが激しくなって、ソーシャルブックマーク経由の導線を確保するためには、専門的知識が必要になってきた。
-商業記事と個人が趣味で書いている記事がソーシャルメディア上で並んで表示されるようになり、個人ブログに商業レベルのクオリティを要求される場面があること。
要するに、ブログのハードルが上がってしまい、一部の生産性が高い人以外は、一定以上の話題性を維持しながら、ブログ更新を継続することが厳しくなってきているのではないか?
で、読者が減ると、モチベーションが下がって更新が滞ったり、焦って変な方向に走って自滅してネットから消えて行ったりするブログが出てくる。気がつくとお気に入りのブログが「死んでいる」ことが増えていたり。
これも時代の流れでしょうがないのかなぁ。

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殴り役と殴られ役が分かれているボクシング

最近の中国との騒動を見て、ナショナリズムと外国人問題についてある人が、「あれは殴り役と殴られ役が分かれているボクシングみたいなものだ」と言っていたことを思い出した。

本国に住んでいて、そこで圧倒的に多数派で、反撃される可能性が少ない人が威勢がいいことを言い、それを聞いて腹を立てた外国人が、海の彼方にいる発言者のかわりに手が届く範囲にいる「そいつと同じ国の奴」に手を上げる。
同胞が傷つけられたことで腹をたてた「愛国者」。しかし手を上げた本人は遥か海の彼方にいるので報復できない。だからやっぱり、報復相手には近くにいる「外国人」が選ばれる。
この繰り返しを「殴り役と殴られ役が分かれているボクシング」と表現したのだ。
自分の住んでいる地域でマイノリティな人たちは揉め事がおきるとすぐに日常生活に影響を受けるが、多数派の人たちは比較的安全で、両者のリスクはぜんぜん違う。
中国の反日デモによって近くに住む在外邦人の生活が脅かされている、というような報道をみると、この言葉を思い出してしまう。

この騒動によって該当地域に住んでいる日本人の中には生活は脅かされている人がいるが、トリガーを引いた人たちはどのような生活を送っているんだろう的なことを考えてしまうのだ。

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面接で「ダンボールは重ねて持つと意外に重いのは何故だと思う?」と聞かれたらどう答えるだろうか

面接官に「ダンボールは重ねて持つと意外に重いのは何故だと思う?」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 10:28:01.10 ID:QU7gievl0

って聞かれて
「密度が高いからだと思います」

って答えたらお祈り来たんだが、じゃあどういえばよかったんだよ

名無しちゃんぬる 面接官に「ダンボールは重ねて持つと意外に重いのは何故だと思う?」

僕なら外部情報を参照できない時に質問されたら、こうでっち上げるかな。
>>
人間が何かを持ち上げるときには、無意識にその物の見た目から重さを見積もり、必要な力を予測しています。その予測が外れたとき「以外に重い」「以外に軽い」という事が起こります。
さて、ダンボールを二個重ねて持つ場合ですが、不慣れな人はその労力を「段ボール一個の二倍」と見積もってしまいがちです。
しかし実際には上のダンボールが滑り落ちないようにバランスを保ち続ける必要があり、その分だけ「一個の二倍」より消耗します。
その為、事前の見積もりより力が必要になりがちです。
それが「ダンボールを重ねて持つと意外と重いと感じる」理由です。
<< うーん。なにも見ないで書いた文章だけど、これだとちょっといい加減な部分があるかな。実際の所、「そういう理由も考えられます」位のレベルなのだが、面接で自信なさげな発言をするとアウトなイメージがあるので、たぶん断定して書いてしまうだろう。 普段ブログとか書くときにはその前にちゃんと裏付け取るんだけど、ぶっつけ本番で場面が面接だったらこんな感じだろう。 ちなみにこの辺の、予測した重さと実際の重さの違いにより体感が変わってくる話は「大きさ重さ錯覚」という名で知られている。 -大きさ 重さ 錯覚 – Google 検索
-「大きさ 重さ 錯覚」の検索結果 – Yahoo!検索(論文)
とりあえず、元の面接官が「意外に重い」「意外に軽い」というのは、ちゃんと研究もあるような分野である、という知識を確認しているのか、それとも単にコミュ力を確認しているだけなのかを知りたいところだ。
まぁ、どちらであっても僕の場合、空気を読まず「大きさ重さ錯覚」についての説明を永遠と続けて、やはりお断りが来ることが予測できるのだが。

バンダイチャンネル検索回数比較
アニメ配信-バンダイチャンネルの場合はそれ以前の問題として

先日の記事に以下のようなレスポンスが付いていていた。

うーん。バンダイチャンネルの場合はまず第一に知名度に問題がある。
「ニコニコ動画」「僕がよく例に出すデイリーランキングの上位を殆どアニメ海賊版が占める日本向け某寄生型動画共有サイト」「バンダイチャンネル」のサイト名でのGoogle月間検索回数をグラフにしてみよう。
(ネット上での知名度は大抵の場合Googleでの検索数とニアリーイコールな関係にある)

|*キーワード|*ローカル月間検索ボリューム|
|ニコニコ動画|1500000|
|某サイト|368000|
|バンダイチャンネル|74000|
ニコニコ動画はアニメ配信以外のこともいっぱいやっているから、バンダイチャンネルのが検索数で勝てないのは仕方ないにしても、国内向けにアニメ(海賊版)を中心に共有している、某サイトに完全敗北している状態。ネット上でアニメを見ようとした時にバンダイチャンネルにアクセスしようって考える人は少数派だと考えられる。
ちなみにこのバンダイチャンネルが某サイトに検索数で敗北している状況はもう何年も続いている。
(以下の表はGoogleトレンドでの各キーワードの検索数の推移)

**バンダイチャンネルの優位性って何?
個人的な見解になるが、バンダイチャンネルの場合は知名度の他にも正規ユーザーより海賊版ユーザーの方が品質がいいものを享受できる問題 がダイレクトに影響しているなぁと僕は思っている。
画質が駄目
例えば、2ちゃんねるのバンダイチャンネルスレッドのテンプレに以下のような記述がある

Q. 画質はどの程度なの?
A. 画質にはLQ, SQ, HQ, HDがあります。HD画質でDVDと同程度ですが、HD画質が選べる動画は少ないです。
  ほとんどの動画はHQ画質になっていて、これはDVDより下です(古い作品だとかなり荒く見えます)。
  それ以下の画質は低速回線用です。スマホならともかくPCでは見れたものじゃないです。

バンダイチャンネル総合スレ3

このDVDと同程度っていうのは解像度で言うと720×480とかを指している。普通に無料配信されているアニメは360p とか480pが多い。
この画質だと、最近のワイドディスプレイでフル画面にして見るには致命的なまでに解像度が足りてない。
例えば今pcディスプレイのamazonランキング一位は日本エイサーの「G235HBMD」だが、これは2012年10月21日現在amazonにて12,380円で売られている。

最近は1920×1080のモニターがこの価格帯まで降りてきているので、買い換えている人も多いのだが、こういう人たちは360pや480pの動画では楽しめなくなってきている。
そういう状況の中、地デジソースの1280×720辺りの海賊版が出回っちゃうと、どうしてもそっちに流れる人が出てきてしまう。
バンダイチャンネルはPCモニターの大型化という環境の変化に対応できてないわけだ。
配信開始時間
某サイトでは「一番早い放送局の放送終了後数時間以内に海賊版が公開される」状況が常態化している。
バンダイチャンネルではその後一週間近く経た後に公開されることが多い
視聴体験の共有
某サイトはニコニコ動画と同じようにコメントによる擬似同期機能を実装していて、コメントにより視聴体験をなんとなく共有した気分になれる。
バンダイチャンネルで最速に比べて一週間遅れで視聴しても、リアルタイムや、もしくはそれにに近い形で体験を共有することは困難である。
(ニコニコ動画辺りは一週遅れで視聴しても、コメントによる擬似同期により、視聴中になんとなく体験を共有できる)
**まとめると
|-|*某サイト|*バンダイチャンネル|
|*画質|1280p|360~480p|
|*配信開始時間|ほぼ最速|一周遅れとか|
|*視聴体験の共有|容易|困難|
典型的な「正規ユーザーより海賊版ユーザーの方が品質がいいものを享受できる」状況になっていて、バンダイチャンネルを選ぶことの視聴者にとってのメリットは「正規ユーザーであるという矜持」以外にはほとんどない状況に思える。
これでは、たとえ無料配信していたとしても、海賊版に対する抑止力としては不十分だろうし、視聴数も伸びないだろう。

デジタルコンテンツの場合、一般的に海賊版を作り配布するためのコストが低いため、コンテンツ制作者とコピーコンテンツが「自由競争」する状態になったら非常に厳しいわけで(最高画質の製品を無料配布されたら制作者は価格競争で勝てない)、このような状況はしばしば見られる。

no image
漫画・ライトノベルの実写化は企画時点でオタク層にとっての死亡フラグ説について

最近、ブロガーをブログ単位で分析している影響で過去記事を目にする機会が増え、その影響で昔のことを思い出すことも増え、妙にセンチメンタルな気分になっている。
なにか新しい情報を見た時、その場で関連情報をチェックして認識を更新するのではなく、経験を元に解釈してしまうというのは良くない傾向だなと思いつつも……
**ビブリア古書堂のキャスト騒動を見て
ドラマ・ビブリア古書堂のキャスト問題から派生した騒動を見ていて、友人が昔「漫画やライトノベルの実写化は企画時点で原作ファンにとっての死亡フラグだと思うべき」という話をしていたのを思い出した。
(よく考えてみればこの話と騒動とそこまで類似性が高いわけではないのだが、連想してしまう時は連想してしまうものだ。)

話の内容を要約すると
「僕たちオタク層をメインターゲットにした映像化企画ならばアニメ化を検討するのが自然である。その道を選ばず実写化を選択した時点で企画者は僕たち以外をメインターゲットにしている可能性が高いのではないか? その場合サブターゲット以下に設定されているオタク層のニーズを満たすことの優先度は二の次にされているだろう。実写化の話が出た時点で、自分好みの展開にはならないことを覚悟するべきかもしれない」
というような話。
今考えればちょっと荒くて突っ込みどころもあるのだが、当時の僕はこれに納得してしまった。

あの頃の僕にとって制作者が自分の方向を向いていないというのはかなりショッキングな考え方で、しばらくの間これに引きずられて、実写化作品に全く期待ができなくなってしまった。
また、それまでの僕は作品の中に登場するキャラクターに物凄く感情移入していて、彼等が理不尽な目にあうと、友人が不当な扱いを受けたような強い憤りを感じていたのだが、この論争をきっかけにキャラクターや制作者の意図を冷静に分析するようになりはじめ、彼等を友達ではなく作劇上の駒としてあつかうことことに慣れていった。すると作品に感情移入することが難しくなり、見ていてすごくつまらなくなった。
あれ以降、面白そうな作品を見た時、「なんでこの作品にもっと若い時期に出会えなかったんだろう。そうすればもっと楽しく読めたのに」と勿体無く思う頻度が高くなり続けている。

これは、僕が毎年少しずつ「漫画やライトノベルのメインターゲット」から外れつつあるからなのだろうか、それともメタ思考をみにつけてしまったからなのだろうか?

日本人のトイレットペーパー消費量を簡単に計算する方法
遊べるトレペー まちがい探し

以前ちょっと話題になった記事。

この中で”日本国内1年間で消費されるトイレットペーパーの長さ(m)を求めよ。”という質問があった。
僕は以前この計算について必要な数字をどこかで見かけていたのだが、上記記事を読んだ当時はそれがどこだったのか思い出せなかった。
しかし、今日震災関連の資料を再読していた時、問題の数字を再発見したのでメモしておく。

-現代のトイレ事情―災害・イベント編(amazon)
のp18に以下のような記述がある
>>
トイレットペーパー 世界人口の三分の一弱が使っているといわれており、その消費量は、日本では男性一日平均3.5m、女性一日12.5m(これは地球の赤道10周分の紙が毎日便器に放流されているという勘定)と言われている
<< この数字が正しいとするならば、男女が同数だと仮定すると、人口 x 8m が一日のトイレットペーパー消費量となる。 年間だと一人 3000m弱。 つまり、日本においてトイレットペーパーの年間消費量を大雑把に計算する場合、 人口 x 3000m で計算して端数をちょっと削ればいいことになる